北海道警察では、数多くの女性職員が活躍しています。
仕事をする上で男女の差はなく、配置ポストやキャリアアップは本人の希望や努力次第です。
女性警察官インタビュー
- 交通警察
- 警察署勤務 巡査
- 「憧れの白バイ隊員になるために」
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主に速度超過や、信号無視、飲酒運転などの悪質な違反を対象とした交通指導取締りと、飲酒運転や無免許運転の事件捜査を担当しています。
取締りの効果がすぐに出ず、大きい事故や事件が続いて気持ち的につらいと感じるときもありますが、仕事が楽しくて仕方がないと感じる瞬間もたくさんあります。交通指導取締りは、違反者の方から心ない言葉を掛けられることも多いですが、中には「止められなかったら事故に遭っていたかもしれない。」と言って、感謝を述べてくれる違反者の方もいます。交通事故の被害者を減らすために仕事をしていると実感ができ、この仕事を選んで良かったと感じる瞬間です。
私は、子供の頃に家族が不審者に遭ったときに対応してくれた警察官の姿や、大きな交通事故に遭ったときの優しく話しかけてくれた警察官の対応に憧れたことが警察官を目指したきっかけです。そして、テレビや街中で白バイ隊員を見て「かっこいいな」と思って更に強い憧れを持ちました。今は、白バイ隊員になるという目標に向かって頑張っています。
- 総務・警務警察
- 警務部教養課 警部補
- 「どの部署の仕事も、必ず誰かのためになっている。」
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私は、これまでに警察署の地域課や刑事課の勤務経験があり、刑事課の勤務時代には、女性被害者の方の担当を多くさせてもらいました。
ある事件では、犯人逮捕のため、連日、遅くまでの勤務が続いたときもありましたが、犯人逮捕に至ったとき、被害者の方が涙を流して感謝してくれたことは、今でも忘れることができず、私の仕事の原動力となっています。
私は現在、警察本部の教養課に所属していて、柔道、剣道などの達人である先生方のもと、柔道、剣道、逮捕術、礼式、拳銃操法などの訓練を企画し、警察官の職務執行の基盤となる気力、体力の錬成、実戦的な術科技能の習熟及び向上を図っています。これまでに警察署と警察本部の両方で勤務していますが、警察署は住民の方を近い場所で見守っていて、警察本部はその警察署で働く警察官をサポートすることで、間接的に住民を守っていると感じています。
どの部署の仕事も、自分のしていることが必ず誰かのためになっていることは、この仕事を選んで良かったと感じる部分です。警察官の仕事には様々な分野があり、広く深い知識が必要となりますが、その知識を身につける機会があり、自分を常に高めることができます。様々な分野があるからこそ、やりがいを見いだせる分野の仕事と必ず出会うことができます。
- 刑事警察
- 刑事部捜査第一課
巡査部長
- 「無駄な捜査は何一つない」
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警察署で刑事の経験を積み、現在は警察本部捜査一課で刑事をしています。
全道各地で殺人事件などの凶悪犯罪が発生した際に、管轄署と連携して捜査を行い、被疑者取調べの補助などに従事しているほか、長期未解決事件の捜査を担当しています。
私が今までで一番印象に残っていることは、女子大学生被害の脅迫事件です。事件とは関係ないと思われる日のカメラ映像を確認していたところ、たまたま犯人が映っていて、その映像がきっかけで犯人の検挙につながりました。「無駄な捜査は何一つない」ということを改めて感じた事件でした。
私も初めから仕事ができた訳ではありません。上司の指導を受けたり、様々な人の考え方に触れ、経験を積むことで見識が広がり、より適切な事案対応ができるようになりました。業務や体力面でつらいことがあっても気持ちがあればなんとかなりましたし、被害者のことを考えれば自然と正しい方向へ進めました。武術ができなかったり、頭が良くなくてもなんとかなります。困ったときはとことん先輩や同期に相談し、お酒を飲んでぱーっとストレスを発散したりと、頼れる仲間がたくさんいるのが警察です。
- 総務・警務警察
- 総務部広報課
カラーガード隊 巡査長
- 「私たちの活動で、警察活動の理解を深めてもらえるようにしたい。」
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幼い頃に音楽隊を見たことが、警察に興味を持ったきっかけです。身近で起こる事故や犯罪から、多くの人を守りたいという思いから警察官になり、現在はカラーガード隊員として、交通安全運動や防犯活動のために、音楽鑑賞会やパレード、演奏会で全道各地を回っています。
演奏会を行った後に、小学生からメッセージボードが届き、心温まる言葉がたくさん綴られているのを見たとき、嬉しさとともに、音楽隊・カラーガード隊による広報活動の影響力を実感しました。私が幼い頃に興味を持ったように、今度は私が音楽隊の活動を通して、警察活動の理解を深めてもらえるようにしたいです。
時には危険な場面にも立ち向かわなければならないですが、道民の安心・安全を守るためにその一歩を踏み出すのが私たち「警察官」です。私は、警察官になり人として強く成長できたと感じています。
- 生活安全警察
- 警察署勤務 巡査長
- 「警察は身近な存在」
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猟銃、古物営業、風俗営業、警備業、探偵業などに関する許可業務に従事しています。
採用される前は、警察官の仕事は取締りや犯人逮捕など派手なことばかり登場する職業だと思っていましたが、実際はそれだけではなく、犯罪の未然防止や防犯活動などの地道な仕事もあり、道民にとても近い存在であるということを感じています。
警察官は、転勤や係換えで様々な業務を担当したり、同じ係でも扱う内容は毎日異なるため、常に新鮮な気持ちで仕事に取り組める「飽き」のこない職業です。上司から取調べを含めた色々な捜査を任され、検挙から事件送致までを初めてやり遂げたときは、1つ1つの捜査の重要性を改めて認識するとともに自分自身の成長を実感することができました。
福利厚生は充実していますし、仕事をする上で男女の差はありません。頑張る分だけ結果が返ってきます。色々なことを経験して、道民にとっても組織にとっても、自身が頼られる存在となれるように一緒に成長しませんか。