当署では、交通事故防止と被害者支援に対する理解を深めていただく事を目的に、例年、「ひまわりの絆プロジェクト」に取り組んでいます。
昨年当署で採取した「ひまわりの種」を庁舎1階受付で配布していますので、警察署にお立ち寄りの際は、御自由にお持ち帰り下さい。
また、「プロジェクトに取り組んでみたい!!」という方がいらっしゃいましたら、当署員にお声掛け下さい。
平成23年、京都府内で発生した交通事故で4歳の男の子が亡くなりました。
生前、男の子は幼稚園で育てていた「ひまわりの種」を自宅に持ち帰っていました。
御両親は、男の子が生きていた証としてそのひまわりを大切に育てていました。
平成25年春、この交通事故を担当していた警察官が自宅を訪問したとき、御両親から、
私たちの子どもが生きた証を残したい。
このひまわりがあちらこちらで咲けば、この子も色んな所へ行けると思う。
もう交通事故は嫌です。
とその「ひまわりの種」を託されたのです。
こうして、男の子が生きていた証を残したいと願う御両親の思いと交通事故根絶の強い願いが「ひまわりの種」となって引き継がれ、平成27年夏には京都府内の警察署、幼稚園、保育園、小中学校、指定自動車教習所、各地域等で「ひまわりの絆プロジェクト」として花を咲かせ、平成28年以降は京都府内だけでなく全国各地で大輪の花を咲かせました。
毎年、多くの方々により、ひまわりを育てることを通じて、命の大切さを学び、被害者支援への理解を深める取組が行われています。