令和7年9月
皆様こんにちは。
花火大会やお祭りなど、夏の行事が終わりました。
熱中症の心配は、一段落したところですが、急に朝晩,肌寒さを感じるようになりました。
涼しくなってきたとはいえ、日中との寒暖差が大きく、どうか皆様、引き続き体調管理に注意して下さい。
今月、士別警察署は、次の2点の活動について力を入れたいと思います。
1つめは「秋のヒグマによる人身被害の防止」です。
ご承知かと思いますが、今年は7月に道南の松前警察署、8月には道東の斜里警察署の管内で人がヒグマに襲われ亡くなる人身被害事件が発生しています。
当署管内でも過去に同様の事件が起きており、今年は、8月31日現在、41件の目撃情報が寄せられており、その都度、自治体やハンターさんと連携し警戒を続けています。
9月は、冬眠に備えて食べ物を探し回るなどヒグマの活動が活発になるようです。
特に、登山等、山に入る際は、次の点に注意して下さい。
・ヒグマの出没情報などを確認する
・単独行動は避け複数で行動する
・熊撃退スプレーを携帯する
・糞や足跡を見つけたら引き返す
・ゴミの処理に注意する
・遭遇したときは、落ち着いて行動する(一般的には「目をそらさずゆっくりと後ずさりしてその場を離脱する」のが良いそうです。私自身実践できるか難しいことですが冷静であることを心掛けたいと思います。
2つめは、「秋の全国交通安全運動の実施」です。
北海道は緯度が高く、地軸の傾きの影響もあり、9月は特に月初めと終わりの日没時間の差が大きくなることから、ライトの点灯忘れなど、夕暮れ時の交通事故が懸念されます。
北海道警察では、今回の運動にあたっては、ドジャースの大谷翔平選手の活躍にあやかり
「夕暮れに 歩行者を照らす 照(ショウ)time」
の標語で夕暮れ時の交通安全を呼びかけます。
具体的には
・歩行者の安全な道路横断方法などの実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣服等の着用促進
・ながらスマホや飲酒運転などの根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用促進
・自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・厳守の徹底とヘルメットの着用促進
・バイクの交通事故防止
・スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
を重点としています。
皆様よろしくお願いします。
令和7年9月1日
士別警察署長 猪股 秀章