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TEL. 0152-43-0110

〒093-0006 網走市南6条東5丁目1番地の1

署長あいさつ

網走市、大空町の皆様、網走警察署のホームページをご覧の皆様、こんにちは。本年3月24日付で網走警察署長に着任しました丸山剛司(まるやま たけし)と申します。
住民の皆様、並びに関係団体の皆様のご協力により網走警察署管内の安全と安心を守ることができております。改めて感謝申し上げます。
地域の安全と安心を守ることはもとより、署員一丸となって住民の皆様に信頼され、安心感を与えられる警察署になるよう努めてまいります。
より一層の安全と安心な地域にしていくため、引き続きご協力をお願いいたします。
さて、今月は自転車盗難の防止と防犯登録の推進、性暴力の防止、春のヒグマによる人身被害の防止、春の全国交通安全運動についてお話させていただきます。

  • 自転車には防犯登録とツーロックを(自転車盗難の防止と防犯登録の推進について)

例年、雪解けを迎えると、自転車を利用する機会が増えるとともに、自転車の盗難被害が増加します。
1 大切な自転車を盗難被害から守るためのポイント
自転車には、備付け錠のほか、丈夫なU字型錠などで「ツーロック」をして盗難被害を防止しましょう。
2 万が一、被害に遭ったときのための対策について
⑴ 自転車の防犯登録をしましょう。
⑵ 防犯登録をすると、防犯登録番号や車体番号から持ち主が分かるため、盗難被害に遭った場合でも、早期の被害回復がしやすくなります。
⑶ 防犯登録の手続は、自転車の販売店で行っています。
3 盗難被害防止のポイントについて
⑴ わずかな時間の駐輪でもツーロック!
⑵ 自宅や駐輪場でも油断せずにツーロック!
⑶ 防犯登録は忘れずに!

  • 性暴力をなくそう(若年層の性暴力被害予防対策の推進について)

1 性暴力の根絶について
・ 性暴力は、あってはならないものです。
・ 望まない性的な行為は、性暴力です。
・ 性暴力は重大な人権侵害で決して許されません。
・ 性暴力は、年齢・性別にかかわらず起こります。
・ 性暴力は、身近な人の間でも起こります。
・ つらいこと、不安なことには一人で抱え込まず、家族や警察に相談しましょう。
・ ためらわずに警察相談ダイヤル#9110に相談しましょう

2 AV出演被害について
「モデルやアイドルにならないか」などと勧誘されて事務所と契約したら、アダルトビデオへの出演を強要されたという被害が発生しています。
タレント、モデルの契約は、その場での契約は避け、家族に相談するなどして冷静に判断することが大切です。
3 JKビジネスについて
女子高校生等によるマッサージや会話などの接客を売り物にするJKビジネスは、危険なアルバイトです。
「簡単で高収入なアルバイト」の誘い文句にはだまされないようにしましょう。
4 子どもの性被害について
SNSを通じて多くの子供たちが性被害にあっています。
フィルタリングの利用と家庭のルール作りで子供を守りましょう。
知らない人とのやりとりや、写真・個人情報の送信には十分に気を付けましょう
5 ホストクラブ等の売掛金等に起因するトラブルの防止について
ホストクラブ等で高額な料金を請求され、女性客の好意に乗じて返済をできないことをわかっていながら大きな借金を負わせ、売春や性風俗店で稼働させられたり、各種性風俗店に紹介されるといった事案が社会的に問題となっています。
自己の支払い能力を超えた売掛けによる飲食は避けるとともに、売掛金等に起因するトラブルが生じた際には、警察に相談しましょう。
6 痴漢・盗撮被害防止について
痴漢・盗撮は、重大な犯罪です。   
被害に遭われたときは
・ 周りの人に助けを求めてください。
・ 警察に110番通報又は相談してください。
被害を目撃したときは
・ 「大丈夫ですか?」等と被害者に声をかけてください。
・ 駅員や周りの人に協力を求めたり、警察に通報をしてください。
北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」には、痴漢の被害に遭われた方が音と光で周りの人に助けを求めたり、「ちかんされていませんか?」などと痴漢を目撃した方のための画面表示等、痴漢対策機能があります。ぜひ、インストールしてご利用ください。

  • 「春はヒグマとの遭遇に注意」(春のヒグマによる人身被害の防止)
1 ヒグマ出没情報を確認しましょう
ヒグマは、河川敷、緑地帯、公園などのほか、身近な場所に潜んでいる可能性があるので、自治体のホームページや新聞、テレビなどでヒグマの出没情報を確認しましょう。
2 山に入る際は、熊除けの鈴や笛など音が出るものを鳴らし、複数で行動しましょう
万が一、ヒグマが襲いかかってきたときに身を守るには熊撃退スプレーが有効なので、熊撃退スプレーを持つようにしましょう。
3 ふんや足跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう
畑の農作物や草木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返し、警察に通報しましょう。
4 食べものは必ず持ち帰りましょう
ヒグマは、いったん人間の食べものの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没します。
山中に生ゴミを放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
5 もしもヒグマを見たら、ゆっくり後ずさりしながら静かにその場を離れましょう
ヒグマに遭遇したときに、逃げたり、騒いだりすると、ヒグマを興奮させて襲われる可能性があります。
リュックや持ち物は回収しないで、背中を見せず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。

  • 「目先の収穫よりも安全第一」(山菜採りによる遭難の防止について)
1 行き先や帰宅予定時間を家族等に伝えましょう
行き先が分からないと、遭難したときに捜索範囲を絞れず、救助活動に時間がかかります。
2 山奥に入らないようにしましょう
山の中は多くの危険が潜んでいるので、慣れた山でも油断は禁物です。
自分の体力や体調、天候や日没時間に合わせた行動をしましょう。
3 単独入山を避けましょう
万が一、山中で迷ったり、けがをした場合、一人では対処できないことがあるので、複数で行動しましょう。
また、山の中では絶えず声を掛け合い、お互いの位置を確認しましょう。
4 目立つ色の服装を着用しましょう
山中で遭難した場合、ヘリコプターが上空から捜索しますが、その際は赤色や白色系の服装が目立ちます。
5 携帯電話やホイッスルを携行しましょう
携帯電話があれば、非常時に救助要請することができます。
また、ホイッスルは体力の消耗を抑えて、周囲に自分の存在を知らせることができます。

  • 歩行者もドライバーも 「ハンドサイン」で事故防止(春の全国交通安全運動の実施)
「春の全国交通安全運動」が4月6日(日)から4月15日(火)の10日間実施されます。
1 運動重点
⑴ こどもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践
⑵ 歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進
⑶ 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
⑷ 飲酒運転の根絶
⑸ スピードダウン
2 交通事故防止のポイントについて
⑴ 子どもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践しましょう
新入学の時期を迎え、新1年生の登下校が始まります。
通学路では、子どもの飛出し等が予想されることからスピードダウンを徹底し、予測運転に努めましょう。
また、子どもが安全に道路を横断することができるよう、正しい交通ルールを身に付けられる交通安全教育を行いましょう。
⑵ 歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用を行いましょう
ア 横断歩道は歩行者が優先です。
歩行者とドライバーが手を上げるなどの合図をして相互に意思疎通を図る「ハンドサインでストップ運動」を実践しましょう。
イ 車や自転車等を運転しながら、携帯電話等を操作したり通話等をする「ながら運転」は絶対にやめましょう。
ウ 車に乗ったら、全ての座席でシートベルトを着用し、子どもが乗車する時はチャイルドシートを使用しましょう。
⑶ 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底しましょう
ア 運転中に転倒するなどして頭部を負傷した場合、致命傷となる可能性があることから、自転車・特定小型原動機付自転車に乗る際はヘルメットを着用しましょう。
イ 自転車や特定小型原動機付自転車の利用時は、交通ルールをしっかりと守り、安全運転に努めましょう。


令和 7年 4月
網走警察署長
警視 丸 山 剛 司