環境犯罪についての情報を求めています。
これらの行為は違反になる可能性が高いので、電話・FAX付きフリーダイヤル又はメールによるご連絡をお願いします。
北海道警察本部 | 生活経済課 | FAX付きフリーダイヤル |
イホウナ サンパイ | ||
0120-147‐385 | ||
北海道警察函館方面本部 | 生活安全課 | 0138-31‐0110 |
北海道警察旭川方面本部 | 生活安全課 | 0166-35‐0110 |
北海道警察釧路方面本部 | 生活安全課 | 0154-25‐0110 |
北海道警察北見方面本部 | 生活安全課 | 0157-24‐0110 |
自然環境を破壊する廃棄物の不法投棄事件などを「環境犯罪」と呼び、強力な取締りを進めています。
子孫に美しい国土、安全で住みやすい地域というものを引き継ぐため力を合わせて「環境犯罪」に目を光らせましょう。
北海道は、国内3か所目の世界自然遺産に登録された「知床」など、雄大な自然を有し、多くの動植物が生息する自然豊かな地域です。
これは、道民が世界に誇ることのできるかけがえのない財産です。
しかし、このような雄大な自然の中の山林や原野などに大量の産業廃棄物が捨てられて環境が破壊され、大きな社会問題になっています。
また、建設廃材や木くずなどを野焼きすることで生じる煙や灰の中には、青酸カリの数千倍の毒性をもつダイオキシンが含まれていることがあります。
そのため、建設廃材などを野焼きすることは、地球の環境を長年にわたり破壊することにつながるのです。
産業廃棄物事件の多くは、建設関係者によるコンクリート片などの不法投棄や木くずなどの焼却禁止違反のほか、農業、酪農業、漁業等関係者によるビニールフィルムなどのプラスチック系廃棄物の不法投棄や焼却禁止違反です。
また、一般廃棄物事件の不法投棄や焼却禁止違反については、その大半が、分別してゴミ収集日に集積場(ごみステーション)へ出せば足りるような家庭ゴミであり、その他、法律でリサイクルが義務づけられている廃家電製品(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)の不法投棄も依然として後を絶ちません。
不法投棄では、人目を避けた夜間や早朝における投棄、人里離れた山間部への投棄や土砂で覆って隠すなどの悪質な手口が認められます。
また、行政機関による許可がないのに廃棄物処理を請け負ったり、自社や他人の土地に埋設するという悪質な事件も発生しています。
不法投棄の理由としては、「分別・運搬の手間や正規に処分するのが面倒」が約57%を占めているほか、「処分費用を惜しんだ」が約11%を占めています。
破壊された環境を取り戻すには長い年月と莫大な費用がかかり、そのための努力は計り知れないものがあります。
私たち一人一人がかけがえのない環境を守るため身近なところから環境浄化に努めましょう。
北海道には、エゾシマフクロウ、タンチョウ、ヒグマなどの野生動物や多くの種類の高山植物が自生しており、その生息地や群生地の多くは国定公園内です。
自然あふれる北海道を子孫に引き継ぐため、密猟や盗難を防止し希少野生動植物の保護に努めましょう。
令和4年3月
北海道警察本部 生活経済課