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北海道警察本部TEL.011-251-0110

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秋の山菜採り遭難に注意!edible wild Accident attention

秋の山菜採り遭難に注意!

 道内では、山菜採りに出掛ける人が、山中で道に迷ったり、負傷する事案が後を絶たず、例年、9月から10月にかけて、秋の山菜採り(キノコ採り)に伴う遭難が多発しています。
 過去5年間における、秋の山菜採り遭難の発生状況は、57件61人で、そのうち、約98パーセントがキノコ採り目的の入山となっております。
  年齢別では、65歳以上の方が、全体の約84パーセントを占め、原因別では、山菜を探すことに夢中になり、山奥に入って方向を見失うケースが、全体の約84パーセントを占めています。
 また、秋は、ヒグマが冬眠前に活発に活動する時期でもあることから、山菜採り目的の入山者等が被害に遭うことも懸念されます。
 山菜採りで入山する方は、十分な準備と慎重な行動を心掛けるとともに、御家族についても、行き先や帰宅予定時間、遭難防止の準備が十分かどうかを確認するなど、遭難を防止するための声掛けを行いましょう。

山菜採り目的の入山者心得

  • 単独行動をしない。
  • 慣れた場所でも油断しない。
  • 行き先を家族に伝える。
  • 慌てず、落ち着いて行動する。
  • 目立つ服装、携帯電話・ホイッスルは必携。

過去5年間の山菜採り遭難発生状況

過去5年間の山菜採り遭難発生状況の表


過去5年間の秋の山菜採り遭難発生状況

過去5年間の秋の山菜採り遭難発生状況の表


月別発生状況のグラフ


慣れた山にも隠れた危険が!

 慣れた山でも、油断すると至る所に「危険な落とし穴」があるということを忘れず、次のことに心掛けましょう。

  • 行き先を家族に告げる。
    『自分だけの秘密の場所だから』では、行き先が分からず捜索開始が遅れます。
    行き先や帰宅時間は、必ず家族等に知らせましょう。
  • 単独での入山を避ける。
    万一、迷ったり、けがをした場合は、一人では救助要請できないことがあります。
    できるだけ複数で入山し、絶えずお互いの位置を確認しながら行動しましょう。
  • 携帯電話、ホイッスルを携行する。
    携帯電話は、非常時の連絡手段として、必ず持ちましょう。
    ホイッスルがあると自分の存在を知らせることができます。
  • 目立つ色の服装を。
    山中では、赤・白色系の服装が目立つので、救助隊やヘリコプターから発見されやすくなります。
    また、山の天候は変わりやすいので、雨具や防寒着を携行しましょう。
  • 落ち着いて行動する。
    万一、山中で迷った場合は、むやみに歩き回らず、体力の消耗を抑えて、発見されやすい視界が開けた場所で待機しましょう。
助けを求める人とヘリコプターのイラスト

令和5年8月
北海道警察本部地域企画課