遠別町、天塩町、幌延町、豊富町、そしてホームページを ご覧の皆様こんにちわ。 このたびの異動で署長となりました井下田(いげた)と申します。 春のぽかぽか陽気と共に新年度がスタートし、私のほか当署にも新しい仲間が加わり、新体制となりました。 気持ちを一つにして、管内の住民の方々の安全で安心な生活を実現するため、誠心誠意向き合って、管内の事案に取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 4月は、新入学の時期を迎え、新1年生の登下校が始まりますので、安全運転に一層努めていただくとともに、山菜採りによる遭難等にも気を付けて、春の到来を楽しんでいただきたいと思います。
「春の交通安全運動」が4月6日(土)から4月15日(月)の10日間実施されます。 運動重点は、 〇 こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践 〇 歩行者優先意識の徹底と「思いやり・譲り合い」運転の励行 〇 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの励行 〇 飲酒運転の根絶 〇 スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底 となります。 新たな春が始まり、新1年生の登下校が始まるなか、当初管内ではありませんが、過去に小学生が歩行中に死傷した事故の特徴として、 〇 低学年が約7割で1年生が最も多い 〇 登下校中に多く、全体の約6割 〇 事故の中には、歩行者側に飛び出しや横断違反、信号違反などの違反がある ことなどが挙げられ、通学路においては、こどもの飛び出しが予想されることから、スピードダウンを徹底し、歩行者に対する「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持ちましょう。 また、自転車を利用する方は、転倒するなどして頭部を負傷した場合、命に関わるケガになる可能性がありますので、安全のためヘルメットを必ず着用し、一時停止など交通ルールをしっかりと守りましょう。 加えて、自転車を止める際には、カギをしっかりとかけて、できればツーロックにして、盗難防止に気をつけましょう。
例年、4月に入ると、行者ニンニクやタケノコ等を求めて山に入り、山中で道に迷ったり、沢に転落する事故が発生しています。 慣れた山でも、油断による「危険な落とし穴」があることを忘れず、次の点に注意しましょう。 〇 行き先や帰宅時間を家族に伝えましょう。 〇 無理に山奥に入らないようにしましょう。 〇 単独での入山は避けましょう。 〇 目立つ色の服装で入山しましょう。 万が一遭難した場合、ヘリコプターが上空から救助に向かうことがあり、赤色や白色系の服装は目立ちます。 〇 携帯電話やホイッスルを持ちましょう。 携帯電話があれば、非常時の連絡手段として助けを求めることができます。ホイッスルがあると、周囲に自分の存在を知らせることができます。
春は、冬眠から目覚めたヒグマが活動を再開する季節です。 昨年、旭川方面管内におけるヒグマの目撃情報が過去最多となり、憂慮すべき状況にあります。 ヒグマとの事故を防止するため、次の点に注意しましょう。 〇 複数で行動し音で存在を知らせましょう。 入山するときは、クマ鈴やラジオなどを持ち、会話しながら、人の存在を知らせましょう。 〇 ヒグマの出没情報等に気をつけましょう。 自治体のホームページ、新聞やテレビ、北海道警察地域情報発信室X(旧ツイッター)などで、ヒグマの出没情報を確認しましょう。 〇 残飯や生ゴミの処理に気をつけましょう。 ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没するようになります。ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。 〇 フンや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。 〇 ヒグマに遭遇した場合は、落ち着いて行動しましょう。 逃げたり、騒いだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮させ、襲われる危険があります。 町民の皆様からの警察へのご支援やご協力をお願いします。 |
令6年4月1日 旭川方面天塩警察署長 井下田 賢一 |