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TEL. 015-482-2110

 〒088-3211 川上郡弟子屈町中央2丁目9番28号

署長あいさつ

 9月になっても未だに厳しい暑さが続いている地域がありますが、当署管内は比較的涼しく、これまで息が詰まるような暑さもあまり続かなかったように感じています。これからはより過ごしやすい季節になっていきますので、秋の観光を予定している方は、是非、屈斜路湖や摩周湖、釧路湿原等を訪れ、大自然を満喫していただきたいと思います。

 7月、8月は、全国で地震等の自然災害に見舞われた地域がありました。
当署管内にはアトサヌプリ(硫黄山(活火山))のほか河川も多くあり、自然災害への警戒を緩めることはできません。
管内の皆さんには、指定避難場所を確認しておく等いざという時の準備を継続しておくようお願いしたいと思います。

さて今月は、「秋の交通安全運動」が実施されます。

 当署管内では、これまでスピードの出し過ぎ、鹿等の野生動物の急な飛び出し、運転疲れ等が原因ではないかと思われる人身交通事故が発生しています。同種事故のほか、今後日没が早まることから、特に夕暮れから夜間にかけての交通事故にも十分注意するようお願いします。
交通事故の加害者にも被害者にもならないよう、交通事故を自分ごととして考え、交通ルールやマナーを守るようにしましょう。
 運動の実施概要は次のとおりです。
「秋の全国交通安全運動の実施」
~ 反射材キラリ☆と光って事故防止~
○ 運動期間
9月21日(土)~9月30日(月)の10日間
○ 運動重点
・反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践による歩行者の交通事故防止
・夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶
・自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット活用と交通ルールの遵守
の徹底
・バイクの交通事故防止
・スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
 
 最後に、ヒグマとの事故防止のお願いです。
9月は、ヒグマが冬眠に備えるための季節となり、食料を探して活動が活発となります。当署管内では、先月から塘路地区を中心に頻繁にヒグマが目撃されており、釧路振興局が「ヒグマ注意報」を8月19日から9月18日までの期間として発出しています。
(問題個体がこの間に駆除された場合、期間が短縮されることもあります。)
塘路地区以外にもヒグマの生息区は数多くありますから、次の点に注意して、ヒグマとの事故から自分を守ってください。
  • 複数で行動し、音で存在を知らせましょう。
    野山には1人で入らず、複数で行動するようにしましょう。
    入山する時は、熊鈴やラジオ等を持って、会話しながら、人の存在を知らせましょう。
  • ヒグマの出没情報等に気を付けましょう。
    薄暗いときの行動は避け、野山に入る前には、新聞やテレビなどで、ヒグマの出没情報等を確認しましょう。
  • 残飯や生ゴミの処理には注意しましょう。
    ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没するようになります。
    ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
  • フンや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。
    ヒグマのフンや足跡、草や木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返しましょう。
  • 落ち着いて行動しましょう。
    万が一、ヒグマに遭遇した場合は、落ち着いて行動しましょう。
    逃げたり、さわいだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮させ、襲われる危険があります。
    リュックや持ち物の回収はせず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。
  • 熊撃退スプレーや熊鈴を携帯しましょう。
    野山に入る際は、万が一、ヒグマに遭遇した場合に備え、熊撃退スプレーや熊鈴を携帯しましょう。
     令和6年9月
                弟子屈警察署長 五十嵐 敏行

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