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TEL. 011-686-0110

〒006-0011 札幌市手稲区富丘1条4丁目3番1号

署長あいさつ

   
    本年3月25日付けで、15代目の手稲警察署長に着任いたしました
    河野 浩信(かわの ひろのぶ)
です。どうぞよろしくお願いいたします。
 手稲山とその麓に広がる自然豊かな環境に恵まれた地域で勤務できることを光栄に思いつつ、署員一同、犯罪や事故のない地域の実現を目指して各種業務を推進して参りますので、これまで同様に変わらぬご支援とご協力をお願いいたします。

○ 春の全国交通安全運動の実施
  「春の全国交通安全運動」が4月6日(土)から4月15日(月)の10日間実施されます。
 運動の重点は、
  ・ こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
  ・ 歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
  ・ 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
  ・ 飲酒運転の根絶(追加)
  ・ スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
 です。

〈子供さんの交通安全確保のために〉
  新入学の時期を迎え新たな春が始まり、新1年生の登下校が始まります。
  通学路においては、こどもの飛び出し等が予想されることからスピードダウンを徹底し、予測運転
   に努めましょう。
   また、歩行者であっても、交通ルールを遵守しなければならないことから、日常生活や教育現場に
   おいて、保護者や教育関係者が継続した交通安全に関する教育を行いましょう。
〈ドライバーの皆さんへ〉
  ・ 横断歩道は歩行者が優先です。歩行者の横断を妨げないようにするとともに、車両を運転する
         場合は「思いやり・ゆずり合い」の気持ちを持ちましょう。
  ・ 飲酒運転は悪質・危険な犯罪です。飲酒したら運転しない、飲酒運転車両に同乗しないなど当
         たり前のことはしっかり守りましょう。
  ・ 加齢とともに身体能力や運動能力は低下し運転操作ミスに繋がります。
    運転に不安を感じている高齢ドライバーやそのご家族の皆さん、安全運転相談ダイヤル
       「#8
080」(シャープハレバレ)にお電話ください。
〈自転車・電動キックボード利用の皆さんへ〉
  ・ 運転中に転倒するなどして頭部を負傷した場合、致命傷となる可能性がありますので安全のた
        めに自転車に乗る際はヘルメットを着用しましょう。
  ・ 自転車や電動キックボード等でも信号や一時停止など交通ルールをしっかりと守り、安全運転
        に努めましょう。

○ 自転車盗難の防止と防犯登録の推進
  例年、雪解けを迎えると、自転車を利用する機会が増えるとともに、自転車の盗難被害が増加しま
   す。
  自転車には、備え付け錠のほか、丈夫なU字型錠などで「ツーロック」をして盗難被害を防止し
   ましょう。
  万が一、被害に遭ったときのために
  ・ 自転車の防犯登録をしましょう。
  ・ 防犯登録をすると、防犯登録番号や車体番号から持ち主が分かるため、盗難被害に遭った場合
        でも、早期の被害回復がしやすくなります。
  ・ 防犯登録の手続は、自転車の販売店で行っています。

○ 山菜採りによる遭難の防止
  例年、4月に入ると、行者ニンニクやタケノコ等の山菜を求めて入山し、山中で道に迷ったり、沢
   に転落する事故が発生しています。
  慣れた山でも、油断による「危険な落とし穴」があることを忘れず、次の点に注意しましょう。
  ・ 行き先を家族に伝えましょう。
    行き先が分からないと、捜索開始が遅れます。
    行き先や帰宅時間を家族に伝えましょう。
  ・ 無理に山奥に入らないようにしましょう。
    慣れた山でも、油断は禁物です。
    自分の体力や体調、天候や時間に合わせた行動をしましょう。
  ・ 単独での入山は避けましょう。
    万が一、迷ったり、怪我をした場合、一人では救助要請ができません。なるべく複数で出掛け
        ましょう。
    また、山の中では絶えず声を掛け合いながら、お互いの位置を確認しましょう。
  ・ 目立つ色の服装で入山しましょう。
    万が一遭難した場合、ヘリコプターが上空から救助に向かう場合もあります。
    上空からは、赤色や白色系の服装が目立ち、発見されやすくなります。
  ・ 携帯電話やホイッスルを持ちましょう。
    携帯電話があれば、非常時の連絡手段として、助けを求めることができます。
    また、ホイッスルがあると、周囲に自分の存在を知らせることができます。

○ 春のヒグマによる人身被害の防止
    ヒグマの生息数の増加に伴い、農作物や人身被害も増加しています。これからの時期は、山菜採り
   や登山等で入山される方がいると思いますが、次の点に注意しましょう。
  ・ 野山には1人で入らず、複数で行動するようにしましょう。
    入山するときは、クマ鈴やラジオ等を持ち、会話しながら、人の存在を知らせましょう。
    また、万が一、ヒグマに遭遇し、襲いかかってきた時は、クマ撃退スプレーが有効ですので、
        クマ撃退スプレーも持つようにしましょう。
  ・ ヒグマは市街地、公園、河川敷、緑地帯など、身近な場所にも潜んでいる可能性があります。
    自治体のホームページや、新聞やテレビなどで、ヒグマの出没情報等を確認しましょう。
  ・ ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没する
        ようになります。
    ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
  ・ ヒグマのフンや足跡、草や木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返し
        ましょう。
  ・ ヒグマに遭遇した場合は、落ち着いて行動しましょう。
    逃げたり、さわいだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮させ、襲われる危険があり
        ます。
    リュックや持ち物は回収せず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。



令和6年4月
札幌方面手稲警察署長
河野 浩信
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