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ヒグマに関する基礎知識!


北海道とヒグマ
 北海道は日本で唯一、ヒグマが生息する地域です。北海道では都市部を除いて、少し山間に入れば、そこはヒグマの生息地であるといっても過言ではありません。ヒグマを過度に恐れる必要はありませんが、油断は大敵です。実際、1915年(大正4年)には北海道苫前郡苫前村三毛別において、開拓民7名がヒグマに襲われて死亡する人身事故が発生しており、日本における陸生生物による最多の死者数を記録しています(詳細については吉村昭著『羆嵐』を読んでみてください。ハラハラ、ドキドキする内容ですよ)。
ヒグマの生態
 ヒグマは雄の成獣で体長2.5~3.0メートル、体重は250~500キログラムにも達すると言われています。食生活については雑食であり、ブナ・ミズナラなどの木の実、サケや鹿などの動物性タンパク質を摂取します。
 冬の冬眠に備えて、特に秋はヒグマが活発に活動する時期ですので注意が必要であり、人身事故の可能性も高くなります。また、秋に十分な栄養が採れないない場合、冬眠をしない「穴持たず」と呼ばれるヒグマが生まれ、危険とも言われています。
ヒグマによる人身事故を避けるために
 ヒグマは雑食性ですが、決して人を食物とみなしているわけではありません。

 しかし、ヒグマは、

  • 山などで急にはち合わせた場合
  • 子熊を連れており、これを守ろうとする場合
  • 相手が逃げることから弱者たる食物とみなす場合
  • 人を戯れの対象とみなした場合
  • 自分の食料を他者に取られると感じた場合

 などには、攻撃をしてきます。
 以上から、この対処方法として一般的には、

  • はち合わせないように鈴などの鳴り物を携行する鈴などの鳴り物を携行する
  • 遭遇しても背を向け逃げず、正対してクマをやり過ごす
  • 笹藪や川沿いなど視界や音が遮られるところを避ける
  • 鹿などの死骸を見つけたら、その場をすぐに離れる
  • 熊スプレーや鉈などを持参して最悪の場合には戦う

ことが有効だと言われています。
  ぜひ実践していただき、釣りや登山などのアウトドア・ライフを満喫してください!