斜里町、清里町、小清水町の皆様、こんにちは。
昨年に続いて猛暑となった管内におきましても、ようやく過ごしやすい気候となり、これより本格的な秋の行楽期を迎えようとしております。
知床斜里地区における秋のレジャーといえば「サケ釣り」が有名ですが、釣りもレジャーとして楽しむ以上、定められたルールを守ることが重要です。
全国的に、釣り人のマナー違反が年々社会問題化しており、これを放置すると治安への悪影響も懸念される上、なにより知床斜里地区の豊かな自然環境にも被害が及ぶ恐れがあります。
加えてこの豊かな水産資源は、漁業関係者などによる人工ふ化事業を初めとする長年のたゆまぬ尽力があってこそであり、悪質な「密漁」については斜里警察署として関係機関・団体と連携を図り取締りを強化してまいりますので、密漁が疑われる行為を見かけたり、密漁に関する情報などがありましたら、斜里警察署まで通報していただくようお願いします。
さて、次に「秋の全国交通安全運動の実施」についてお知らせします。
〇実施日程 :9月21日(土)から9月30日(月)までの10日間
〇スローガン:「反射材 キラリ☆と光って 事故防止」
〇運動重点 :①反射材の着用促進や安全な横断方法の実践
②早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転の根絶
③自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
④バイクの交通事故防止
⑤スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
特にこの時期は日没時間が早まることで、夕暮れ時間帯の歩行者の姿がドライバーから確認しにくくなります。ドライバーの皆さまには早めのライト点灯やこまめなハイビームの切り替え、交差点における慎重な安全確認などをお願いします。
また歩行者の皆さまは、外出時の明るい色合いの服装と夜光反射材の着装のほか、道路を横断する際は横断歩道を確実に利用するとともに、手を上げるなどの合図(ハンドサイン)をしてドライバーに「道路を横断する意思」を伝えるなど、安全な横断を心がけましょう。
最後に「ヒグマによる人身被害の防止」についてです。
この時期、日中夜間を問わず農作物を目当てにヒグマが出没することが懸念されます。
引き続きヒグマに対する警戒を高めていただくとともに、ヒグマを目撃した際は警察署や役場など管轄する自治体に速やかに通報していただくようお願いします。
令和6年9月
斜里警察署長 杉山 圭司