10月に入り秋模様も進んでまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
地域の皆様には日頃より斜里警察署の活動に対し、多大なる御理解と御協力をいただき心より感謝をいたしております。
今月は、「安全安心なまちづくりの日」について、お知らせとお願いがございます。
我が国政府では、平成17年に10月11日を「安全安心なまちづくりの日」と制定し、以降毎年10月11日から20日までの10日間を「全国地域安全運動」の期間として地域全体で安全なまちづくりへ向けた活動を行っています。
今年は、「みんなで築こう、安全で安心な大地」をスローガンに、
〇 特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止
〇 子供と女性の犯罪被害防止
を運動重点として活動してまいります。
これは警察のみならず、関係団体・機関、そして地域の皆様が一体となって行うことが重要です。斜里町・清里町・小清水町にお住まいのお一人お一人が無理をせず、可能な形での地域安全活動への御協力をお願い申し上げます。
地域安全活動を難しく考えることはありません。近所の方とニュースになっている事件のことを話題におしゃべりをすることも防犯意識の向上につながる活動だと思います。
ここで近年多発している詐欺電話の手口について紹介します。
詐欺電話は突然かかってきます。着信番号で要注意なのは「+」から始まる番号です。これは国際電話からの番号でありまして、国外に親戚や知り合いが思い当たらない場合は詐欺の可能性が高いです。
また、ビデオ通話で警察官を名乗り、偽の警察手帳や逮捕状を見せてだます詐欺もあります。警察はビデオ電話で逮捕状などを見せることは絶対にありません。
このほか、SNS・電話・メールなどでトラブルに巻き込まれた話や、投資のもうけ話などをする詐欺もあります。こんなときは詐欺を疑い、すぐに電話を切って御家族や警察に御相談ください。(警察相談専用ダイヤル♯9110)
詐欺被害を防止するには、被害やその予兆と考えられる事案の情報を事前に知ることも予防につながります。
北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」では、これらの情報を発信していますので、是非インストールして御活用してください。「ほくとポリス」を検索していただければ、簡単に見つかると思います。
斜里警察署では、これまでも防犯活動を推進しておりますが、皆様におかれましても、この地域安全運動を機会に、改めて「自らの地域は自らの手で守る」という意識を高めていただければと思います。
令和7年10月
斜里警察署長 小松崇史