6月は、中旬から30度を超える日が続き、観測史上真夏日が最も多くなるなど、初夏を感じる暇もなく一気に真夏が訪れました。
本来であればこれからが夏本番、今後の気温がどうなっていくのか不安を感じますが、熱中症に注意して短い北海道の夏を楽しみたいですね。
帯広警察署では、先日、ひばり保育園とことぶき保育所の園児の皆さんにお手伝いしてもらい、警察署の前と幸福駅横にある花壇にひまわりの種を植えました。
この種は、平成23年に京都府内の交通事故で亡くなった、当時4歳の男の子が生前大切に育てていたひまわりの種を、当時の担当警察官が遺族の方から引き継いで警察署で育て、その種が全国に広がったもので、今年も全国のたくさんのところできれいな花を咲かせてくれます。
当署でも、元気に育てて、命の大切さや交通事故の防止を呼び掛けるシンボルにしたいと思っておりますので、皆さん見に来てくださいね。
○ 特殊詐欺にご注意
皆さんの携帯電話やお宅の電話に、不審な電話やメールは届いていませんか?
特殊詐欺が全国で増加しており、北海道でも本年1月から5月までに192件、約5億2,000万円の被害が発生しております。
特殊詐欺の中でも最近増加しているのが、警察官を語った詐欺です。
具体的な手口としては、警察官を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されている。あなたも共犯者として逮捕される。」などと不安をあおり、アプリのトーク機能に誘い込み、逮捕状や警察手帳の画像を見せて不安にさせ、お金を送金させるものが多くなっています。
この他に、自動音声で厚生労働省を語り、指示に従って操作すると、「あなたの保険証が犯罪に利用されている。」と言って警察官役の犯人につながったり、総務省を語るものが「あなたの電話が2時間後に使えなくなる。」、「あなたの電話が犯罪に利用されている。」などと言って、こちらも警察官役につながり、不安をあおってお金を振り込ませる手口などがあります。
警察官がアプリのトーク機能でやり取りすることはありません。また、電話番号通知で+から始まるものは、海外からの発信で、警察からの電話ではありませんのでご注意ください。
令和7年7月
帯広警察署長 熊谷 公人
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