吐く息も白くなる季節となり、寒さが厳しくなってまいりました。
先月実施された「冬の交通安全運動」の期間中、西署管内で交通安全活動に御尽力していただいた皆様に感謝いたします。
冬本番を迎え、冬型交通事故の発生が懸念されるところですが、ツルツル路面やザクザク路面で車の制動距離も長くなることから、安全な車間をとるとともに、急ブレーキや急ハンドルは事故の原因になりますので注意してください。
また、年末年始は飲酒機会が増える時期であります。飲酒運転は、悪質、危険な犯罪であり、運転者だけでなく、運転者以外の人にも重い処罰があり、車を運転するおそれのある人にお酒を提供したり、お酒を飲んでいる人に車を提供したり、飲酒運転の車に同乗した場合は、飲酒運転と同様に処罰の対象になります。
一人一人が「飲酒運転をしない、させない、許さない、そして見逃さない」ことを強く意識して、北海道から飲酒運転を根絶しましょう。
今月も、警察からお知らせがございます。
冬山遭難の防止
冬山は 装備・計画 しっかりと
○ 登山技術、体力、経験に応じた山を選ぶなど無理のない計画を立て、登山計画書を作成して、
家族や職場等に渡すほか、最寄りの警察署又は交番・駐在所に提出する。
○ 単独での登山を避け、経験豊富なリーダー等と一緒に登山する。
○ 登山時の装備不備や食料不足が最悪の事態を招くおそれがあり、急激な天候の変化にも耐えら
れる十分な装備と、停滞時に備えて食料や燃料等を準備する。
○ 万一の遭難に備え、携帯電話を必ず持つ。
○ 入山前には必ず天気予報を確認し、天候の悪化が予想される場合には登山を中止する。また、
途中で天候が悪化した場合は、すぐに引き返すなど安全な登山に努める。
○ 冬山では地形や積雪量、気象の変化等を総合的に判断して行動する。また、雪(せつ)庇(ぴ)の
踏み抜きや雪崩の危険性が高い場所等は回避するなど、慎重に行動する。

令和7年12月
札幌方面西警察署長
五十嵐 智