涼風が心地よい季節になりました。
9月1日は、防災の日です。
日本は、地震だけでなく台風、豪雨などの自然災害が発生しやすい国です。
一人ひとりが防災対策の重要性を広く理解し、日頃から防災対策をしっかりしておきましょう。
当署管内の特殊詐欺の被害は、7月末で認知件数28件、被害額約1億4,500万円、SNS型投資詐欺ロマンス詐欺の被害は、認知件数7件、被害額約3億8,000万円にのぼり憂慮すべき状況にあります。
犯人は、ニセ警察官や有名人を騙りSNSに誘導して連絡を取り金銭を要求してきます。
警察官がSNSで連絡を取ったり金銭を要求することはありませんし、SNSで「必ず儲かる」「元本保証」などの勧誘には十分注意してください。
このような事態に遭遇したときには、すぐに警察に相談してください。
今月も、警察からお知らせがございます。
○秋のヒグマによる人身被害の防止
「ヒグマとの事故を防ぐために」
野山には1人で入らず、複数で行動するようにしましょう。
入山する時は、熊鈴やラジオ等を持って、会話しながら、人の存在を知らせましょう。
薄暗いときの行動は避け、野山に入る前には、新聞やテレビなどで、ヒグマの出没情報等を確認しましょう。
ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没するようになります。
ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
○秋の全国交通安全運動の実施
「夕暮れに 歩行者を照らす 照(シヨウ)time」
本年9月21日(日)から9月30日(火)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。
日没が早まり、通勤・通学や買物等、外出している時間帯が薄暮時間帯となる季節です。
ドライバーの皆さんは、歩行者や自転車を見落としやすくなる夕暮れから夜間にかけての交通事故を防ぐために「スピードダウン」と「安全確認」を徹底しましょう。
歩行者から車が見えていてもドライバーからは歩いているあなたが見えていないかもしれません。
ドライバーから早く見つけてもらえるように、外出する時には明るい色の服装や反射材を身に付けて、自分の存在を目立たせましょう。
自転車利用者の皆さんは、見通しの悪い場所や一時停止の標識がある場所で、必ず止まって安全確認を徹底しましょう。
交通事故の加害者にも被害者にもならないように、自転車も交通ルールやマナーを守りましょう。
令和7年9月
札幌方面西警察署長
五十嵐 智