署長あいさつ
みなさん、こんにちは。
名寄警察署長の菊地でございます。
最近、ニュースで熊の被害や目撃に関する報道が非常に増えた印象です。
私も天塩川の堤防沿いをジョギングするのですが、下流に行くと熊の出る地区もあり
ますので注意をしています。
皆さまも、秋のヒグマによる人身被害には十分注意しましょう。
また、9月21日(日)~30日(火)は、秋の全国交通安全運動となります。
「夕暮れに歩行者を照らす照time」を合い言葉に、交通安全に努めましょう。
1 秋のヒグマによる人身被害の防止
「ヒグマとの事故を防ぐために」
□ 複数で行動し、音で存在を知らせましょう。
野山には1人で入らず、複数で行動するようにしましょう。入山する時は、熊鈴
やラジオ等を持って、会話しながら、人の存在を知らせましょう。
□ ヒグマの出没情報等に気を付けましょう。
薄暗いときの行動は避け、野山に入る前には、新聞やテレビなどで、ヒグマの出
没情報等を確認しましょう。
□ 残飯や生ゴミの処理には注意しましょう。
ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り
返し出没するようになります。
ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
□ フンや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。
ヒグマのフンや足跡、草や木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、す
ぐに引き返しましょう。
□ 落ち着いて行動しましょう。
万が一、ヒグマに遭遇した場合は、落ち着いて行動しましょう。
逃げたり、さわいだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮させ、襲われ
る危険があります。
リュックや持ち物の回収はせず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。
□ 熊撃退スプレーや熊鈴を携帯しましょう。
野山に入る際は、万が一、ヒグマに遭遇した場合に備え、熊撃退スプレーや熊鈴
を携帯しましょう。
2 秋の全国交通安全運動の実施
「夕暮れに 歩行者を照らす 照time」
⑴ 「秋の全国交通安全運動」が実施されます!
○ 運動期間
9月21日(日)~9月30日(火)の10日間
○ 運動重点
1 歩行者の安全な道路横断方法等の実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣服
等の着用促進
2 ながらスマホや飲酒運転等の根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビー
ムの活用促進
3 自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底とヘルメ
ットの着用促進
4 バイクの交通事故防止
5 スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
⑵ 交通事故防止のポイント
○ ドライバーの皆さんへ
・ 日没が早まり、通勤・通学や買物等、外出している時間帯が薄暮時間帯となる
季節です。歩行者や自転車を見落としやすくなる夕暮れから夜間にかけての交通
事故を防ぐために「スピードダウン」と「安全確認」を徹底しましょう。
・ 横断歩道近くでは速度を落とし、横断しようとしている歩行者や自転車がまわ
りにいないかをよく確認し、横断歩道を横断する歩行者や自転車がいる場合は、
必ず横断歩道の手前で一時停止しましょう。
・ 「シートベルトは命綱!」大切な人の命を守るため、発進前に同乗者のシート
ベルトやチャイルドシートが正しく着用されているかを確認しましょう。
○ 歩行者の皆さんへ
・ 自分から車が見えていても、ドライバーからは歩いているあなたが見えていな
いかもしれません。ドライバーから早く見つけてもらえるように、外出する時に
は明るい色の服装や反射材を身に付けて、自分の存在を目立たせましょう。
・ 横断歩道を渡るときは、手をあげる等の合図をして、ドライバーに「道路を横
断する意思」を伝えましょう。
・ 信号が青になってもすぐに横断せず、近づいてくる車がいないか安全を確認し
てから渡り始めましょう。
○ 自転車利用者の皆さんへ
・ 見通しの悪い場所や一時停止の標識がある場所では、必ず止まって安全確認を
徹底しましょう。交通事故の加害者にも被害者にもならないように、自転車も交
通ルールやマナーを守りましょう。
・ 自転車で転倒したときや交通事故にあったとき、頭部の怪我は致命傷となりま
す。自転車に乗るときにはヘルメットをかぶりましょう。
【自転車安全利用五則】
1 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
2 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
3 夜間はライトを点灯
4 飲酒運転は禁止
5 ヘルメットを着用
今月も皆さまが安心して暮らせる地域社会の実現のために、署員一同がんばります。
令和7年9月1日
旭川方面名寄警察署長
菊地 俊也