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TEL. 0153-72-0110

〒086-1105 標津郡中標津町西5条南1丁目2-4

署長あいさつ

 

 中標津町、別海町、標津町、羅臼町の皆様、初めまして、本年3月24日付で中標津警察署長に着任しました長田 一彦(ながた かずひこ)と申します。
 歴史と伝統ある中標津警察署の第46代署長を務めさせていただくことに、その重責に身が引き締まる思いでありますが、管内の皆様が安全で安心な地域社会をより一層実感できますよう、署員一丸となって管内の治安維持向上に邁進して参りますので、引き続き、当署の活動へのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 中標津警察署から管内住民の皆様に以下の4点をお知らせします。

1 春の全国交通安全運動の実施
  歩行者もドライバーも 「ハンドサイン」で事故防止
 「春の全国交通安全運動」が4月6日(日)から4月15日(火)の10日間実施されます。
                                                      ⑴ 運動重点
  ア こどもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践
  イ 歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用   の促進
  ウ 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
  エ 飲酒運転の根絶
  オ スピードダウン
 ⑵ 交通事故防止のポイント
  ア こどもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践
    新入学の時期を迎え、新1年生の登下校が始まります。
    通学路では、こどもの飛出し等が予想されることからスピードダウンを徹底し、予測運転に努   めましょう。
    こどもが安全に道路を横断することができるよう、正しい交通ルールを身に付けられる交通安   全教育を行いましょう。
  イ 歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用   の促進
   ・ 横断歩道は歩行者が優先です。
     歩行者とドライバーが手を上げるなどの合図をして相互に意思疎通を図る「ハンドサインで    ストップ運動」を実践しましょう。
   ・ 車や自転車等を運転しながら、携帯電話等を操作したり通話等をする「ながら運転」は絶対    にやめましょう。
   ・ 車に乗ったら、全ての座席でシートベルトを着用し、こどもが乗車する時はチャイルドシー    トを使用しましょう。
  ウ 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
   ・ 運転中に転倒するなどして頭部を負傷した場合、致命傷となる可能性があることから、自転    車・特定小型原動機付自転車に乗る際はヘルメットを着用しましょう。
   ・ 自転車や特定小型原動機付自転車の利用時は、交通ルールをしっかりと守り、安全運転に努    めましょう。   


2 春のヒグマによる人身被害の防止
  「春はヒグマとの遭遇に注意」
 ⑴ ヒグマ出没情報を確認する。
   ヒグマは、河川敷、緑地帯、公園などのほか、身近な場所に潜んでいる可能性があるので、自治  体のホームページや新聞、テレビなどでヒグマの出没情報を確認しましょう。
 ⑵ 山に入る際は、熊除けの鈴や笛など音が出るものを鳴らし、複数で行動する。
   万が一、ヒグマが襲いかかってきたときに身を守るには熊撃退スプレーが有効なので、熊撃退ス  プレーを持つようにしましょう。
 ⑶ ふんや足跡を見つけたら、すぐに引き返す。
   畑の農作物や草木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返し、警察に通報  しましょう。   
 ⑷ 食べものは必ず持ち帰る。
   ヒグマは、いったん人間の食べものの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し  出没します。
   山中に生ゴミを放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
 ⑸ もしもヒグマを見たら、ゆっくり後ずさりしながら静かにその場を離れる。
   ヒグマに遭遇したときに、逃げたり、騒いだりすると、ヒグマを興奮させて襲われる可能性があ  ります。
   リュックや持ち物は回収しないで、背中を見せず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。


3 山菜採りによる遭難の防止
  「目先の収穫よりも安全第一」
 ⑴ 行き先や帰宅予定時間を家族等に伝える。
   行き先が分からないと、遭難したときに捜索範囲を絞れず、救助活動に時間がかかります。
 ⑵ 山奥に入らない。
   山の中は多くの危険が潜んでいるので、慣れた山でも油断は禁物です。
   自分の体力や体調、天候や日没時間に合わせた行動をしましょう。
 ⑶ 単独入山を避ける。
   万が一、山中で迷ったり、けがをした場合、一人では対処できないことがあるので、複数で行動  しましょう。
   また、山の中では絶えず声を掛け合い、お互いの位置を確認しましょう。
 ⑷ 目立つ色の服装を着用する。
   山中で遭難した場合、ヘリコプターが上空から捜索しますが、その際は赤色や白色系の服装が目  立ちます。
 ⑸ 携帯電話やホイッスルを携行する。
   携帯電話があれば、非常時に救助要請することができます。
   また、ホイッスルは体力の消耗を抑えて、周囲に自分の存在を知らせることができます。


4 自転車盗難の防止と防犯登録の推進
  「自転車には防犯登録とツーロックを」
  例年、雪解けを迎えると、自転車を利用する機会が増えるとともに、自転車の盗難被害が増加しま す。
 ⑴ 大切な自転車を盗難被害から守るために
   自転車には、備付け錠のほか、丈夫なU字型錠などで「ツーロック」をして盗難被害を防止しま  しょう。
 ⑵ 万が一、被害に遭ったときのために
  ア 自転車の防犯登録をしましょう。
  イ 防犯登録をすると、防犯登録番号や車体番号から持ち主が分かるため、盗難被害に遭った場合   でも、早期の被害回復がしやすくなります。
  ウ 防犯登録の手続は、自転車の販売店で行っています。
 ⑶ 盗難被害防止のポイント
  ア わずかな時間の駐輪でもツーロック!
  イ 自宅や駐輪場でも油断せずにツーロック!
  ウ 防犯登録は忘れずに!


5 若年層の性暴力被害予防対策の推進
  性暴力をなくそう
 ⑴ 性暴力の根絶について
  ○ 性暴力は、あってはならないものです。
  ○ 望まない性的な行為は、性暴力です。
  ○ 性暴力は重大な人権侵害で決して許されません。
  ○ 性暴力は、年齢・性別にかかわらず起こります。
  ○ 性暴力は、身近な人の間でも起こります。
  ○ つらいこと、不安なことには一人で抱え込まず、家族や警察に相談しましょう。
  ○ ためらわずに相談を。警察相談ダイヤル#9110
 ⑵ 子供の性被害
  ○ SNSを通じて多くの子供たちが性被害にあっています。
  ○ フィルタリングの利用と家庭のルール作りで子供を守りましょう。
  ○ 知らない人とのやりとりや、写真・個人情報の送信には十分に気を付けましょう
 ⑶ 薬物やアルコール等を使った性犯罪・性暴力
  ○ お酒を飲まされたり、睡眠薬などのクスリを飲み物などに混ぜられて、意識がもうろうとなり   、性的な被害にあう事例が起きています。
  ○ 相手が抵抗できない状態で、性交やわいせつな行為を行うことは犯罪です。
 ⑷痴漢・盗撮被害防止
  ○ 痴漢・盗撮は、重大な犯罪です。   
  ○ 被害に遭われたときは
   ・ 周りの人に助けを求めてください。
   ・ 警察に110番通報又は相談してください。
  ○ 被害を目撃したときは
   ・ 「大丈夫ですか?」等と被害者に声をかけてください。
   ・ 駅員や周りの人に協力を求めたり、警察に通報をしてください。
  ○ 北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」には
   ・ 痴漢の被害に遭われた方が音と光で周りの人に助けを求めたり、「痴漢されていませんか?    」などと痴漢を目撃した方のための画面表示等、痴漢対策機能があります。
   ・ ぜひ、インストールしてご利用ください。



                              令和7年4月
                              中標津警察署長
                              長田 一彦(ながた かずひこ)