中標津町、別海町、標津町、羅臼町の皆様、いつも中標津警察署のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
7月中、管内では地域の祭典や各種イベントが盛大に開催され、多くの人手でにぎわいました。当署員も交通整理やパトロール等に従事し、行事の安全確保に努めてまいりました。地域の皆様の笑顔に触れ「警察署としてもお役に立てた」との思いを胸に、署員一同、今後の励みといたしております。
8月中も、花火大会をはじめとする祭典が予定されておりますことから、皆様が安全に楽しい時間を過ごしていただけるよう、さらに行事の安全確保に努めてまいります。
一方、管内では、7月中、交通死亡事故や重傷交通事故が発生しました。警察として引き続き交通安全啓発や交通指導取締りを強化し、交通事故の抑止を図ってまいります。
本格的な観光・レジャーシーズンの到来に伴い、交通量が増加し、交通事故のリスクが高まっておりますことから、時間と心に余裕を持ち、交通ルールの遵守と事故防止に御協力をお願いいたします。
中標津警察署から今月は、6点のお願いをいたします。
1 津波から身を守るためのお願いについて
本年7月30日、カムチャッカ半島沖において地震が発生し、当署管内の沿岸線に津波注意報
その後警報に変わり、住民の皆様に避難行動をお願いしました。
そこで、皆様へ
○ いつ津波が来てもいいように日頃からの備えとして
・ 危険な場所を確認すること。
・ 避難場所を確認すること。
・ 地域や職域の避難訓練等に積極的に参加すること。
・ 非常食や備蓄品等を準備しておくこと。
○ 安全を確保するための行動として
・ 津波注意報・警報を聞いたり、海辺で揺れを感じたら、海岸から離れ、より高い安全な場
所へ避難すること。
・ 津波は繰り返し襲ってきます。解除まで油断しないこと。
・ 注意報でも海中は危険なので、海水浴や磯釣りは危険です。直ちに海から上がって、海岸
から離れること。
・ テレビやラジオ、広報車、防災行政無線などを通じて正確な情報を入手すること。
をお願いしたいと思います。
2 交通死亡事故防止のお願いについて
本年7月9日、羅臼町の国道上において車と車の交通事故があり、1名が死亡しました。当署では
後日、地域住民とともに、交通啓発を行い、交通死亡事故防止をドライバーに呼びかけました。
ドライバーの皆様には、交通死亡事故の当事者とならないように
○ 疲れる前に休憩を!
○ カーブではスピードダウン!
○ 天候・路面状況に合わせた運転を!
○ 車間距離の保持!
○ 全席シートベルト・チャイルドシートの着用!
をお願いします。
3 ヒグマによる人身被害防止について
本年、当署管内におけるヒグマの目撃情報が多く寄せられています。当署では、7月に入り、自治
体や学校、捕獲従事者と合同で、ヒグマ出没事案への対処訓練を実施しました。
訓練では、児童の避難・誘導、ヒグマの駆除等、一連の手順を確認しました。
皆様には、ヒグマを目撃したり、遭遇したら、
○ 遠くにヒグマを目撃したら、落ち着いて静かにその場から立ち去りましょう!
○ 近くでヒグマに遭遇したら、まずは落ち着くことです。落ち着いてヒグマとの距離をとりま
しょう。その際、背中を見せて走って逃げないようにしましょう。
以上を心がけ、被害防止に努めましょう。
4 夏山遭難の防止について
7月に入り、登山中に熱中症のため、下山できなくなり救助されるという事案が発生してお
ります。
登山する方は、
○ 無理のない計画を立て登山計画書を提出しましょう。
○ こまめな水分と塩分の補給を行い、熱中症を予防しましょう。
○ 事故の遭遇時に対応できるよう複数人による登山を心掛けましょう。
○ 万が一の遭難に備え、携帯電話を持ちましょう。
○ 万全の装備と余裕ある食料等を準備しましょう。
○ 気象情報の確認をしましょう。
等について注意し、登山を楽しみましょう。
5 令和7年度(第2回)北海道警察官採用試験受験の御案内
先月からお願いしておりますが、現在、第2回の北海道警察官採用試験の受付中です。
申込期限は、
8月15日(金)
です。
受験日は、
第1次試験日 9月21日(日)
第2次試験日 10月下旬から11月上旬
となっています。ご覧になっている皆さんやご家族の方の受験をお願いします。
希望者は、中標津警察署警務課採用担当係
0153-72-0110(内線211)
まで御連絡をお願いします。
北海道警察からのアピールポイントです。
○
「北海道は私たちが守る」
警察官の仕事は交番勤務や犯罪捜査、防犯活動、交通指導取締、災害救助等多岐に渡ります
自身の特技・個性を活かして、北海道を一緒に守りませんか?
○
「ON、OFFのある職場!仕事も私生活も充実!」
北海道警察は仕事のやりがいはもちろん、私生活の充実も大切にする組織です。休暇や給料
育児や介護との両立等、私生活も充実させたい方にとって魅力あふれる組織です。
○
「まずは北海道警察について知ろう」
北海道警察では、WEBや対面型等、各種説明会やイベントを開催しています。当署におい
ても説明会やイベントを実施しておりますので、参加して、リアルな警察を知ることから始め
ましょう。
説明会の案内は、北海道警察ホームページや採用センターのSNSを御覧ください。
6 暴力団排除活動の推進
暴力団 地域団結 断固拒否
暴力団は、組織の維持・拡大のために、覚醒剤密売や特殊詐欺、密漁、みかじめ料・用心棒料の要
求等の犯罪行為を行うだけでなく、組織の関係者を利用して一般社会における経済取引へ介入するな
ど、様々な手段を用いて活動資金獲得を図っており、暴力団の活性化は様々な犯罪を誘発するだけで
なく、暴力団の引き起こす対立抗争を激化、長期化させる原因ともなり、道民の皆様の安全で平穏な
日常生活と健全な経済活動に大きな脅威と不安を与えます。
警察は、暴力団の壊滅に向けて強力な取締りを推進していることから、道民の皆様も
暴力団追放「三ない運動+1(わん)」
「暴力団を利用しない」
「暴力団を恐れない」
「暴力団に金を出さない」
「暴力団と交際しない」
を合い言葉に、暴力団の違法・不当な活動や犯罪被害に関することは、どんな些細なことでも早期に
警察に相談、通報する強い意志と勇気を持って、社会から暴力団を追放しましょう。
終わりに、毎月お願いしておりますが、北海道警察防犯アプリケーション「ほくとポリ
ス」への登録・利用のお願いです。登録者数が毎月増えていますが、もっと、住民の皆さん
に利用していただきたいと思っております。
登録することにより、犯罪の発生状況等の提供があり、利用者一人一人が危険を察知し、自主
犯行動を行い、犯罪被害未然防止を図ることができます。
登録して、私たちと共に安心安全なまちづくりを行いましょう。

令和7年8月
中標津警察署長
長田 一彦(ながた かずひこ)