本文へスキップ

トップページ > 署長あいさつ

TEL. 0143-46-0110

〒050-0083 室蘭市東町4丁目27番10号

署長あいさつ


 はじめまして。
 室蘭警察署長の飛澤でございます。
 警察本部薬物・銃器対策課長からの異動となり、先日3月24日着任しました。
 前勤務では、覚醒剤、大麻といった薬物犯罪、けん銃所持事件などの取締りに従事しておりました。
 近年の傾向としましては、若者の大麻使用が全国的な問題となっており、その摘発、広報啓発に取り組んでまいりました。
 今後も継続してその取組を推進してまいりたいと考えております。

 さて、雪解けも進み、通勤時、朝夕の空気に春を感じる季節となりました。
 4月から新生活を送ることとなった市民の方も多いのではないかと思います。
 室蘭警察署におきましても、私を含め約40人の職員が新たなメンバーとして、室蘭と登別で勤務することとなりました。
 中には、室蘭警察署勤務の経験がなく、初めての土地で、管内地理の把握からはじめる職員も多数おり、歴史ある室蘭、登別での勤務、大変光栄に感じているところでございます。
 これまでと同様、管内の治安維持にまい進する所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 今月の話題でございますが、「自転車の盗難防止と防犯登録の推進」、「ヒグマとの事故を防ぐために」、「山菜採りによる遭難の防止」についてです。

1 自転車の盗難被害防止と防犯登録の推進
  ~自転車にはツーロック防犯登録を~




 例年、雪解けを迎えると、自転車を利用する機会が増えるとともに、自転車の盗難被害が増加します。
 ⑴ 大切な自転車を盗難被害から守るために
   自転車には、備付け錠のほか、丈夫なU字型錠などで「ツーロック」をして盗難被害を防止しましょ
  う。
 ⑵ 万が一、被害に遭ったときのために
  ア 自転車の防犯登録をしましょう。
  イ 防犯登録をすると、防犯登録番号や車体番号から持ち主が分かるため、盗難被害に遭った場合で
   も、早期の被害回復がしやすくなります。
  ウ 防犯登録の手続は、自転車の販売店で行っています。
 ⑶ 盗難被害防止のポイント
  ア わずかな時間の駐輪でもツーロック!
  イ 自宅や駐輪場でも油断せずにツーロック!
  ウ 防犯登録は忘れずに!

2 春のヒグマによる人身被害の防止
  ~ヒグマとの事故を防ぐために~




 ⑴ 複数で行動し、音で存在を知らせましょう。
   野山には1人で入らず、複数で行動するようにしましょう。
   入山するときは、クマ鈴やラジオ等を持ち、会話しながら、人の存在を知らせましょう。
   ただし、人由来の食物を口にしたことがあるヒグマは、人の出す音を聞き、近づいて来るなどの例
  外もあるので、注意が必要です。
 ⑵ ヒグマの出没情報等に気を付けましょう。
   ヒグマは、市街地、公園、河川敷、緑地帯など、身近な場所にも潜んでいる可能性があります。
   自治体のホームページや、新聞やテレビなどで、ヒグマの出没情報等を確認しましょう。  
 ⑶ 残飯や生ゴミの処理には注意しましょう。
   ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没するよう
  になります。
   ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
 ⑷ フンや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。
   ヒグマのフンや足跡、草や木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返しまし
  ょう。
 ⑸ 落ち着いて行動しましょう。
   万が一、ヒグマに遭遇した場合は、落ち着いて行動しましょう。
   逃げたり、さわいだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮させ、襲われる危険があります。
   リュックや持ち物の回収はせず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。

3 山菜採りによる遭難の防止
  ~慣れた山にも 隠れた危険が!~




 例年、4月に入ると、行者ニンニクやタケノコ等の山菜を求めて入山し、山中で道に迷ったり、沢に転落する事故が発生しています。
 慣れた山でも、油断による「危険な落とし穴」があることを忘れず、次の点に注意しましょう。
 ⑴ 行き先を家族に伝えましょう。
   行き先が分からないと、捜索開始が遅れます。
   行き先や帰宅時間を家族に伝えましょう。
 ⑵ 無理に山奥に入らないようにしましょう。
   慣れた山でも、油断は禁物です。
   自分の体力や体調、天候や時間に合わせた行動をしましょう。
 ⑶ 単独での入山は避けましょう。
   万が一、迷ったり、怪我をした場合、一人では救助要請ができません。
   なるべく、複数で出掛けましょう。
   また、山の中では、絶えず声を掛け合いながら、お互いの位置を確認しましょう。
 ⑷ 目立つ色の服装で入山しましょう。
   万が一遭難した場合、ヘリコプターが上空から救助に向かう場合もあります。
   上空からは、赤色や白色系の服装が目立ち、発見されやすくなります。
 ⑸ 携帯電話やホイッスルを持ちましょう。
   携帯電話があれば、非常時の連絡手段として、助けを求めることができます。
   また、ホイッスルがあると、周囲に自分の存在を知らせることができます。

                          
                                                           
このページの先頭