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TEL. 011-552-0110

〒064-0929 札幌市中央区南29条西11丁目1番1号

署長あいさつ

 札幌方面南警察署のホームページをいつもご覧いただきましてありがとうございます。
 今年の夏は全国的に記録的な猛暑となり、一部の地域では大雨による河川の氾濫や土砂崩れなどによる被害が発生しました。
 気象庁の1か月予報では、9月に入ってからも、平年より気温が高く、残暑が続く見込みのようですので、引き続き、しっかりと体調管理を行っていただきたいと思います。
 日本は夏から秋にかけて台風の接近が多いため、大きな被害をもたらすおそれのある気象情報には細心の注意を払う必要があります。
 毎年9月1日は「防災の日」として全国的に防災訓練などが行われていますが、地震や台風、高潮、津波、豪雨、大規模停電などの災害は、いつ、どこで発生するか分かりませんので、避難場所や避難経路、避難方法などをあらかじめ家族で確認し合っておき、懐中電灯や備蓄用の食料、飲料水などを用意しておくなど、日頃から「もしも」に備えた対策を行い、警報や避難指示等が発令された場合には早めに避難するなど、身の安全を守る行動を確実にとるようにしてください。
 さて、今月の南警察署からのお知らせは次のとおりです。

◆秋のヒグマによる人身被害の防止
 北海道では春と秋にヒグマによる人身被害が多くしていますので、登山やきのこ採りなどで入山される方は、次の点に注意してヒグマに出会わないようにしましょう。
 また、山中でアクシデントが発生したときに、すぐに救助要請することができるよう携帯電話を携行しましょう。



  ・新聞やテレビなどでヒグマの出没情報を確認し、薄暗い時間帯の行動は避けましょう。
  ・野山に入る際は、ヒグマに遭遇した場合に備えて熊撃退スプレーを携行しましょう。
  ・複数で行動し、熊鈴やラジオ等を鳴らしたり、会話をしながら人の存在を知らせましょう。
  ・ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没する
   ため、野外にゴミを放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
  ・ヒグマのふんや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。
  ・ヒグマに遭遇した場合は、逃げたり、さわいだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮
   させて襲われる危険があるため、落ち着いてゆっくりと静かに立ち去る行動をとりましょう。

◆秋の全国交通安全運動の実施
 
 9月21日(日)から9月30日(火)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。
 期間中の運動重点は、
  ① 歩行者の安全な道路横断方法等の実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣類等の着用促進
  ② ながらスマホや飲酒運転等の根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用促進
  ③ 自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底とヘルメットの着用促進
  ④ バイクの交通事故防止
  ⑤ スピードダウンと全席シートベルトの着用の徹底

   ※上記④、⑤は北海道の地域重点
の5点となります。

 9月に入ると日没時間が早まり、薄暮時間帯から夜間は周囲の明るさが急速に変化し、日中よりも視界が悪くなることから、歩行者の発見が遅れたり、距離や速度の判断が難しくなるため、自動車と歩行者が接触する交通事故が増加する傾向にあります。
 南警察署では、悲惨な交通事故をなくすために、交通指導取締りやパトロールを強化するとともに、自治体や関係機関・団体、地域住民の皆様方と連携して交通安全啓発活動を行うなど、総合的な交通事故抑止対策を推進しています。
 車やバイクを運転されるドライバーやライダーの方は、スピードダウンや交差点における左右の安全確認、車間距離の十分な保持、早めのライト点灯、ハイビームの積極的な活用など、安全運転
を励行し、交通事故の当事者とならないように気をつけてほしいと思います。 また、歩行者や自転車利用者の方は、交通ルールやマナーを守り、
車のドライバーから見えていない可能性があることを意識し、夜間は
明るい色の服を着用したり、持ち物に夜光反射材を取りつけるなど
自己防衛に努め、交通事故に遭わないように気をつけてほしいと思い
ます。


 南警察署では、今後も引き続き、管内の皆様が安全に、安心して暮らせるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
                                   令和7年9月
                                   札幌方面南警察署長
                                     西村 和隆