ご 挨 拶
3月25日付の人事異動で、北海道警察本部捜査第四課長から南警察署長に着任しました野中でございます。
私は、以前にも南警察署に勤務しておりましたが、今回、署長として着任するにあたり、管内の治安維持の重責に身の引き締まる思いであります。
南警察署管内居住の皆様が、安全で安心した生活を送れるよう警察として粉骨砕身業務を推進してまいる所存でありますので、これまで同様、警察活動に対するご理解とご協力をお願いいたします。
本年は、例年に比べ残雪が多い状況でありますが、気温も高くなってきており、着実に春の陽光となっております。
そこで懸念されるのが、交通事故であります。
また、新入学の時期でもあることから、交通事故の絶無を期し、4月6日土曜日から15日月曜日までの10日間、「さあ青だ 踏み出す前に 再確認」をスローガンに、「春の全国交通安全運動」を実施いたします。
運動重点は、
・ こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
・ 歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
・ 自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守
の3点であります。
交通事故は、被害に遭われた方はもちろん、その家族、加害者とその家族までも不幸にするものであります。
運転する方だけではなく、歩かれる方も十分注意し、交通事故防止に努めましょう。
そして、春を迎えもう1点心配なのは、春のヒグマによる人身被害であります。
ヒグマとの事故を防ぐために、次の点について、注意しましょう。
・ 複数で行動し、音で存在を知らせましょう。
野山には1人で入らず、複数で行動するようにしましょう。
入山するときは、クマ鈴やラジオ等を持ち、会話しながら、人の存在を知らましょう。
また、万が一、ヒグマに遭遇し、襲いかかってきた時は、クマ撃退スプレー有効ですので、
クマ撃退スプレーも持つようにしましょう。
・ ヒグマの出没情報等に気を付けましょう。
ヒグマは、市街地、公園、河川敷、緑地帯など、身近な場所にも潜んでいる可能性があります。
自治体のホームページや、新聞やテレビなどで、ヒグマの出没情報等を確認しましょう。
・ 残飯や生ゴミの処理には注意しましょう。
ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没する
ようになります。
ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
・ フンや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。
ヒグマのフンや足跡、草や木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返し
ましょう。
・ 落ち着いて行動しましょう。
ヒグマに遭遇した場合は、落ち着いて行動しましょう。
逃げたり、さわいだり、慌てて行動すると、かえってヒグマを興奮させ、襲われる危険があり
ます。
リュックや持ち物は回収せず、ゆっくりと静かに立ち去りましょう。
以上のことに気をつけて、もし熊を目撃した場合は、速やかに警察に通報してください。
令和6年4月1日
南警察署長
野 中 稔 蔵