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TEL. 011-552-0110

〒064-0929 札幌市中央区南29条西11丁目1番1号

署長あいさつ

 南警察署のホームページをご覧の皆様、はじめまして。
 本年3月24日付の人事異動で、北海道警察本部地域部参事官兼地域企画課長から南警察署長に着任いたしました西村でございます。
 地域住民の皆様が、安全で安心して暮らすことができるように、署員一丸となって治安維持に努めて参りますので、これまで同様、警察活動に対する御理解と御協力をお願いいたします。

 さて、雪解けが進み、日中の日差しが春らしさを感じる季節となりましたが、4月は入学、進学、就職、転勤など、新たな環境で慌ただしい生活となりますので、新しい生活リズムに慣れるまでは少し大変だと思いますが、それぞれの目標や夢の実現に向けて頑張っていただきたいと思います。
 今月は次の5点についてお知らせします。

◆ 春の全国交通安全運動の実施
  4月6日(日)から4月15日(火)までの10日間、「春の全国交通安全運動」が実施されます。
  期間中の北海道における運動重点は次の5項目です。
  ○ 子供を始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践
    新入学の時期を迎え、新1年生の登下校が始まりますが、通学路では子供の飛び出し等が予
   想されますので、スピードダウンを徹底して予測運転に努めてください。
    また、子供が安全に道路を横断することができるように、交通安全教育を行いましょう。
  ○ 歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使
   用の促進

    横断歩道は歩行者が優先ですので、歩行者とドライバーが手を上げるなどの合図をして、相
   互に意思疎通を図る「ハンドサインでストップ運動」を実践しましょう。
    車や自転車等を運転しながら携帯電話等を操作したり、通話等をする「ながら運転」は危険
   なので絶対にやめましょう。
    また、車に乗ったら全ての座席でシートベルトを着用し、子供が乗車する時はチャイルドシ
   ートを使用しましょう。
  ○ 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底
    運転中に転倒するなどして頭部を負傷した場合には、致命傷となる可能性がありますので、
   自転車・特定小型原動機付自転車に乗る際はヘルメットを着用し、自転車や特定小型原動機付
   自転車を利用する時は、交通ルールをしっかりと守り、安全運転に努めましょう。
  ○ 飲酒運転の根絶
    飲酒運転は悪質で重大な犯罪であるとの認識を持ち、二日酔い運転を含め、飲酒運転は絶対
   にやめましょう。
  ○ スピードダウン
    時間にゆとりを持ち、スピードダウンで安全運転をしましょう。

◆ 自転車盗難の防止と防犯登録の推進
  例年、雪解けを迎えると自転車を利用する機会が増えますが、それとともに自転車の盗難被害が
 増加します。
  大切な自転車を盗難被害から守るために、自転車には備付け錠のほかに丈夫なU字型錠などを取
 り付けるで「ツーロック」をして、盗難被害を防止しましょう。
  また、万が一、盗難被害に遭ったときのために自転車の防犯登録をしておきましょう。
  防犯登録をすると防犯登録番号や車体番号から持ち主が分かるので、盗難被害に遭った場合でも
 早期の被害回復がしやすくなります。
  防犯登録の手続は、自転車の販売店で行っています。

◆ 若年層の性暴力被害予防
  望まない性的な行為は性暴力であり、あってはならないものです。
  つらいことや不安なことがあれば、一人で抱え込まずに家族や警察に相談しましょう。
  ホストクラブ等で高額な料金を請求し、大きな借金を負わせて売春や性風俗店で稼働させたり、
 各種性風俗店に紹介するといった事案が社会的に問題となっています。
  自分の支払い能力を超えた売掛けによる飲食を避けるとともに、売掛金等に起因するトラブルが
 発生した場合は、ためらわずに警察に相談しましょう。警察相談ダイヤルは「#9110」です。

◆ ヒグマによる人身被害の防止
  道内では、春先の山菜採りや登山、山間部における作業中などにヒグマと遭遇し、ヒグマに襲
 われて死傷する事案が過去に複数件発生しています。
  山菜採りや登山などで入山する際は、ヒグマ出没情報等を確認し、ヒグマによる人身被害に遭
 わないために次の点に注意しましょう。
  ○ 複数で行動し、熊鈴やラジオ等を鳴らしたり、会話をしながら人の存在を知らせましょう。
  ○ ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没す
   るので、ゴミを野外に放置したり、埋めたりしないようにしましょう。
  ○ ヒグマのふんや足跡、食べた跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう。
  ○ ヒグマと遭遇した場合は、逃げたり、さわいだり、慌てて行動するとかえってヒグマを興奮
   させて襲われる危険があるので、落ち着いてゆっくりと静かに立ち去る行動をとりましょう。


◆ 山菜採りによる遭難の防止
  例年、雪解け時期には行者ニンニクやタケノコなどの山菜採り中に、山中で方向を見失ったり、
 斜面での滑落、転落等の事故が発生しているので、慣れた山でも油断せず次の点に注意しましょう。
  ○ 行き先や帰宅予定時間を家族に伝えましょう。
  ○ 慣れた山でも無理に山奥に入らず、自分の体力や体調、天候等に合わせた行動をしましょう。
  ○ なるべく複数で入山し、山中ではお互いに声を掛け合いながら位置を確認しましょう。
  ○ 非常時の連絡手段として携帯電話とホイッスルを持ちましょう。


                                   令和7年4月
                                   札幌方面南警察署長
                                     西村 和隆