札幌方面南警察署のホームページをいつもご覧いただきまして誠にありがとうございます。
夏の北海道は本州に比べ、涼しくて過ごしやすいと言われますが、例年7月と8月は道内各地で真夏日になる所が多いので、夏バテや熱中症にならないように十分注意していただきたいと思います。
7月の晴れた日には夏の日差しが降り注ぎ、行楽地には多くの観光客が訪れ、休日にはライダーや登山を楽しむ人たちの姿を見かけます。
大自然の中でゆったりと過ごす時間は、何ものにも代え難い至福のひとときですが、アウトドアでの活動は常に危険と隣り合わせのため、入念な準備と慎重な行動が必要です。
南警察署管内は自然に恵まれ、多くの野生動物が生息していますが、ヒグマも例外ではありません。
本年4月以降、南警察署にはヒグマの目撃情報が数多く寄せられていますので、釣りや登山などで入山する際は、できるだけ一人では行動せず、熊よけの鈴をつけるなどしてヒグマとの遭遇を回避するように心掛けてください。
また、キャンプをする場合は、ヒグマを引き寄せることとなるゴミの処理をしっかりと行い、ヒグマによる人身被害に遭わないように気をつけてください。
今月の南警察署からのお知らせは、次の3点になります。
1 令和7年度(第2回)北海道警察官採用試験受験者の募集
7月1日(火)から8月15日(金)までの間、令和7年度第2回北海道警察官採用試験受験者
の受付を行います。
北海道警察は、仕事のやりがいはもちろん、私生活の充実も大切にする組織です。
悪を許せない、やりがいを持って仕事がしたい、大好きな北海道で働きたい、働きながら自分の
成長を感じたい、そんな熱い思いを持っている方は、ぜひ受験してほしいと思います。
採用試験の一次試験日は本年9月21日(日)、二次試験は本年10月下旬から11月上旬に実施予
定です。
皆様の周りに興味のある方がおりましたら、南警察署に御連絡をお願いします。
北海道警察ホームページの採用案内にも受験申込方法が掲載されているのでご確認願います。
2 夏の交通安全運動の実施
本年7月13日(日)から22日(火)までの10日間、夏の交通安全運動が実施されます。
期間中の運動重点は次の4点です。
○ 飲酒運転の根絶
○ 自転車利用時のヘルメット着用と自転車・バイクの交通事故防止
○ スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
○ こどもを始めとする歩行者の安全確保と高齢運転者の交通事故防止
夏の行楽期は、車で出かける機会が増えると思いますが、スピードの出し過ぎや無理な追越しは、
正面衝突や路外逸脱事故などの重大な交通事故に直結します。
また、長時間の運転は注意力が低下しやすいため、交通違反や居眠り運転等による重大交通事故
を招く可能性が高まるので、長時間車を運転する場合は適宜休憩し、眠気を感じたときは無理な運
転の継続をやめましょう。
「7月13日」は、平成26年に小樽市の海水浴場付近において4人が死傷する飲酒運転ひき逃げ
事故の発生日で、その後に制定された北海道飲酒運転の根絶に関する条例で「飲酒運転根絶の日」
に制定されています。
道民一人一人が「飲酒運転をしない、させない、許さない、そして見逃さない」という強い気持
ちを持って実践していただくことをお願いします。
3 夏山遭難の防止
広大で自然豊かな北海道の山には多くの魅力があり、毎年夏山シーズンになると道内外から多
くの登山者が訪れますが、道内の山は手つかずの自然が多い反面、登山道がしっかり整備されて
いない場所が多く、標識や看板の設置が少ないことから道に迷いやすいという特徴があります。
登山を行う際は、自分の登山技術や体力、経験に応じた山を選び、無理のない登山計画を立てて、
あらかじめ家族や職場等に行き先や帰宅予定時間を伝えておくほか、入山前には山行中の気象予報
を確認し、天候の悪化が予想される場合は登山の延期や中止を判断しましょう。
南警察署では、今後も引き続き、管内の皆様が安全に、安心して暮らせるよう努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年7月
札幌方面南警察署長
西村 和隆