岩内警察署の管内概況
岩内町は旧松前藩の所領に属し文政年間(1818~1829)に僅かに57戸の一小漁港であり、嘉永6年(1853)に至り戸数230戸、人口1904人に増加するも未だ警察機関はありませんでした。
明治9年4月、札幌巡査屯所から巡査が派出されたのがはじまりで、さらに、明治11年2月、札幌警察署岩内分署を創設、さらに、明治15年3月、岩内警察署に改称し後志国岩内郡と古宇郡の2郡を管轄しました。
その後、数度の変遷を経て昭和23年3月岩内地区警察署と岩内町警察署の自治体警察署に分割発足しましたが、昭和29年7月に北海道警察署に統合され、札幌方面岩内警察署として岩内町、共和町、泊村、神恵内村を管轄し現在に至っています。
岩内警察署の管轄区域
岩内警察署の管轄区域は岩内町、共和町、神恵内村、泊村です。
なお、各交番、駐在所の管轄区域は次のとおりです。
- マリンプラザ交番
- 岩内郡岩内町高台、宮園、大浜、東山、栄、万代、大和、御崎、清住、相生、野束、敷島内
- 前田駐在所
- 岩内郡共和町前田、老古美、南幌似(道道岩内小沢線以北の通称役場前通り以東を除く)
- 国富駐在所
- 岩内郡共和町国富(通称セトセ及び通称9号線以東を除く)、幌似、南幌似の一部(道道岩内小沢線以北の通称役場前以東)
- 発足駐在所
- 岩内郡共和町発足、宮丘、梨野舞納
- 小沢駐在所
- 岩内郡共和町小沢、ワイス、国富の一部(通称セトセ及び通称9号線以東)
- 泊駐在所
- 古宇郡泊村全域
- 神恵内駐在所
- 古宇郡神恵内村全域
岩内警察署の沿革
- 明治9年4月
- 岩内郡三島町(現御崎)に巡査出張所設置、札幌巡査屯所から巡査が派遣
- 明治11年2月
- 岩内郡橘町(現大和)札幌警察署の付属分署として岩内分署設置
- 明治15年3月
- 3県新置(札幌、函館、根室)により札幌県岩内警察署と称し、岩内及び古宇郡(1町6村)を管轄
- 明治19年1月
- 3県の廃止により北海道庁岩内警察署と称し、堀株、古宇、神恵内3分署が創設、廃止を繰り返し、明治39年に古宇分署が最後に廃止
- 明治31年8月
- 倶知安分署を設置し倶知安村を管轄に編入
- 大正2年5月
- 倶知安分署廃止、倶知安警察署を独立創設
- 昭和29年9月
- 新警察法の施行に伴い岩内地区警察署、岩内町警察署は北海道岩内警察署として新発足
- 昭和39年11月
- 現庁舎新築