署長あいさつ
12月になり、最低気温が0℃を下回る日が多くなってきました。いよいよ冬到来という感じですね。皆さんは、本格的な冬に備えて各種準備をされているところと思いますが、インフルエンザ等も流行しているようですので、年の瀬を迎えますから、体調管理にも注意をしてください。
さて、12月は冬型の交通事故の発生が懸念されるところであり、先月も交通事故防止について触れておりますが、これからの時期は冬型の交通事故でも代表的な、路面凍結によるスリップ事故が多くなります。
トンネルの出入口や橋の上、坂道、カーブや交差点の場合は特に危険が高まります。
スピードダウン、安全な車間距離の確保とともに、命を守るシートベルトを確実に全席着用するようにお願いします。
また、時間に余裕をもって行動し、急ハンドル、急ブレーキ、急発進といった「急」の付く運転は事故に直結しますので、落ち着いた運転を心がけましょう。
最後に、11月中の行事ですが、管内の寺社において「殉職警察官(故庄司巡査)慰霊式」が行われました。故庄司巡査は1880年(明治13年)に、岩内署の前身である札幌警察署岩内分署の警察官として、ヒグマ退治のために、現在の共和町内の山林に出動し、ヒグマと格闘の末、命を落とされました。これは北海道警察史上初めての殉職事案でありますが、改めて、故庄司巡査の功績をたたえるとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
今後も、岩内警察署では、岩宇地域の安全と安心のため、全力で各種業務を推進してまいります。引き続き、御理解と御協力をお願いします。
令和7年12月
岩内警察署長 北 垣 孝