平成23年京都府内において、遊びに行くと言って出て行った4歳の男の子が、自宅付近で大型車に轢かれ、その幼い命を落としました。
男の子の母親は『事故に遭う前息子は、幼稚園で育てていたひまわりの種を握りしめて帰ってきたので「来年は一緒に植えようね」と話していました、息子が生きていた証にと思い、その種を庭に植えたのです』と語り、庭に咲いた大きなひまわりを指しました。
ご遺族の「男の子が生きていた証を残したい」という思いと「交通死亡事故根絶への強い願い」が、ひまわりの種となって京都府警に引き継がれ、その後、徐々にその輪が広がり、今では全国各地で大輪の花を咲かせるようになりました。
このプロジェクトは、そうした1つのひまわりを通じて『被害者の思い』や『悲惨な事故をなくしたいという願い』を広くみなさんに知っていただくと共に、『命の大切さ』を感じてもらう活動となります。
当署でも平成29年春から、この「ひまわりの絆プロジェクト」に賛同し、警察署や分庁舎、各駐在所の花壇等においてひまわりを育て、命の大切さを広める活動を実施しています。
※当署の花壇に植えたひまわりの様子(平成29年当時)
令和4年は、当署に見学に来た「深川東高校」の生徒さんと共に、当署の花壇にてプロジェクトを開始しました。
〇 令和4年8月31日現在の生育状況
令和2年は、新型コロナの影響で、昨年沢山の大輪を咲かせた「北竜町ひまわりの里」での実施ができなくなったことにより、このプロジェクトを当署花壇にて実施しました。
令和元年は、ひまわり畑が全国的にも有名な「北竜町ひまわりの里」にて、このプロジェクトを実施しました。北竜町役場のご協力を得て、旭川中央警察署と共に「世界のひまわり」コーナー内の1画(1画10メートル四方)をお借りして実施しました。