江別警察署長からのメッセージ
江別市、新篠津村にお住まいの皆様、いかがお過ごしでしょうか?
江別警察署長の米原良己です。
本年も残り1か月となりました。12月は何かと忙しい月でもあります。
急ぎ過ぎは事故のもとです。早めの行動と、落ち着いた行動が大切です。
◎交通事故に気を付けましょう
11月27日現在、
北海道内における交通事故による死者数は116名で
前年対比はプラス26名
となっています。
全国に目を向けますと、同じく11月27日現在で死者数のワースト1が東京都の123名で、
北海道
はワースト3位となっており、東京との差がわずか7名です。
北海道は、平成15年から昨年まで、21年連続でワースト1を回避していますが、本年は、
非常に厳しい情勢となっています。
江別市におきましても、昨年の交通事故死者数は2名だったのですが、本年は、11月27日現在、
5名と、大きく増加している状況にありますので、これ以上悲惨な交通事故の犠牲者が出ないよう、
江別警察署といたしましては、特に
①歩行者保護にかかる交差点違反の取締り
②重大交通事故に発展するおそれのある飲酒運転の取締り
を徹底するほか、各種啓発・警戒活動を推進します。
みなさまにおかれましても下記に示した注意点をしっかり守り、事故に遭わない、起こさないよう
お願いします。
①ドライバーの皆さん
○
16時~18時の時間帯は、既に暗いです
○
歩行者の方も買い物等で出歩いている
○
歩行者の方は黒っぽい服装で出かけるので発見が遅れる
○
歩行者が横断歩道以外を横断しているかもしれない
これらの点に注意しながら
○
早め点灯
○
速度を落とす
○
とにかく運転に集中
などを意識して安全運転をお願いします。
②歩行者の皆さん
○
お買い物などの外出は日暮れ前に済ませましょう
○
外出するときは、車から早く発見してもらうため、明るい色の服装で
○
信号機を守りましょう
○
信号機のない横断歩道では、手で合図するなど道路を横断したいという意思表示を明確に
○
車が停止してくれたら、横断後はドライバーに感謝の意思表示を忘れない
など自分を守る行動を取りましょう。
◎SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺に注意
最近、江別警察署管内で認知した特殊詐欺の手口をお知らせします。
①サポート詐欺
11月24日、江別市内に居住する方の
パソコンがフリーズしました。警告画面に表示された電話
番号に電話をかけ、外国人風の男から言われるがままに、自分が使用するネットバンキングのパス
ワード等をパソコンに入力したため、口座からお金を騙し取られたほか、ギフトカードを購入させ
られ、ギフトカードのコードも騙し取られるという事案が発生しました。
自分のパソコンに不安をあおるメッセージが表示されたり、警告音が流れたりしても、慌てず
家族や「警察相談電話#9110」に相談してください。
②警察官語りの不審電話に注意
◎11月22日、江別市内に居住する方の携帯電話に、警視庁の警察官を名乗る女性から
「兵庫県
警からの依頼で電話をしている。捜査協力してほしいので兵庫県まで来てほしい。」と言われる不
審電話がありました。
これは典型的な詐欺です。
◎11月24日、江別市内に居住する方の携帯電話に、北海道警察本部捜査二課を名乗る男から
「マネーロンダリングの関係者として名前が挙がっている。」と電話があり、
携帯電話のLINE
ビデオ通話へ誘導され個人情報や預貯金残高画像を要求されました。
警察官がSNSを通じて連絡することはありません。
③還付金詐欺の予兆電話
11月25日、江別市内に居住する方の自宅電話に市役所職員を名乗る男から
「介護保険料の過払
い金があるので、利用金融機関を教えてほしい。」と言われ、利用している銀行を答えると「これ
からその銀行につなぐ。」などという内容の電話がありました。
※ みなさんにも、このような電話がかかってくるかもしれません。
※「何かおかしいぞ」「詐欺かもしれないぞ」と思ったら
「#9110」か 江別警察署
(011-382-0110)に電話して下さい。
それでは皆さん、良い年末・年始をお過ごし下さい。
令和7年12月1日
札幌方面江別警察署長
米 原 良 己
このページの先頭へ