サイバー攻撃対策について
【サイバー攻撃に関する情勢】
〇近年、国内外において政府機関等に対するサイバー攻撃が続発しており、その脅威は国の治安、安全保障及び危機管理に影響を及ぼしかねない問題となっています。
サイバー攻撃には、
① 攻撃の実行者の特定が難しい
② 攻撃の被害が潜在化する傾向がある
③ 国境を容易に越えて実行可能である
などといった特徴があり、我が国においてもサイバー空間の脅威に対する対処能力の強化が求められています。
○サイバー攻撃の手口としては、ＤＤｏＳ攻撃や標的型メール攻撃といった方法が我が国においても多数発生しています。特に標的型メール攻撃は増加傾向にあり、手口の巧妙化がうかがわれます。
【サイバーテロとは】
サイバーテロとは、重要インフラ（※）の基幹システムに対する電子的攻撃又は、重大な障害で電子的攻撃による可能性が高いものを指し、一般的には、コンピューターシステムに侵入し、データを破壊、改ざんするなどの手段により、国家又は社会の重要な基盤を機能不全に陥れるサイバー攻撃のことをいいます。
※重要インフラとは
情報通信、金融、航空、鉄道、電力、ガス、政府・行政サービス、医療、水道、物流、化学、クレジット及び石油の各分野における社会基盤のことです。
【サイバーテロ対策について】
サイバーテロは、一度発生すれば国民生活や社会経済活動に大きな被害を与える可能性があることから、早期に把握し、被害の未然防止と拡大防止を図ることが重要となります。
中央警察署では、サイバーテロによる被害が発生した際に、特に甚大な影響が生じるおそれのある重要インフラ事業者等を個別に訪問し、サイバーセキュリティに関する指導や情報共有、共同対処訓練等を行うことによって、被害の未然防止や拡大防止に努めています。
○ サイバー攻撃の被害を受け、又は被害を受けた兆候が見られた場合
○ 基幹システムに異常が認められた場合
○ 不正プログラムを添付した不審なメールを受信した場合
以上の３点について見聞きした場合には、札幌方面中央警察署（011-242-0110）までご連絡ください。