鑑識活動の紹介
犯罪鑑識活動
犯罪鑑識は、科学的知識及び医学、化学等の技術を応用し、又は組織的に収集した資料を活用して犯人を発見し、犯罪を証明する活動をいいます。
たとえば、体液や毛髪からの血液型、DNA型の判定等による個人識別、肉眼で判読できない改ざんした文字の検出を行ったり、全国的に統一して収集した指掌紋記録等のデータベースを活用して犯人の発見や、犯罪を証明する活動をいいます。
警察署鑑識係の活動
日夜発生する事件・事故の現場にいち早く出動し、本部の機動鑑識班などと共同して窃盗事件、凶悪事件等へ臨場して指紋、足跡、毛髪、血液、微細・微量な繊維片、塗膜片、毒物などの証拠資料を発見・採取、写真撮影しています。
警察犬の活動
19世紀末にドイツにおいて初めて警察活動に犬が使われて以来、現在では多くの国が犯罪捜査等の警察活動に活用しています。
人間の３千倍から１億倍といわれる警察犬の優れた臭覚力は、犯罪現場に必ず残されているであろう「臭い」から、犯人の逃走経路を追跡して犯人を発見する等の「鼻の捜査官｣として活動しています。
科学捜査研究所の活動
凶悪犯罪をはじめとする、様々な事件・事故などを科学的に証明するための鑑定・実験を行っています。
犯罪現場に残された血痕・毛髪などの血液型検査・DNA型鑑定による個人識別を行ったり、覚せい剤・ガラス片・繊維などが同じものかどうかの検査をしたり、銃器の鑑定、火災・爆発事故や交通事故などの証拠品の鑑定、通貨・筆跡などの偽造鑑定やポリグラフ検査などを行っています。
お願い
もし万が一、犯罪の被害にあわれた方は、その後間もなく始まる鑑識活動に備え、それ以上動かさない、触らない、歩かない等の現場保存をお願いします。
そして、できるだけ速やかに１１０番通報等、警察への通報をお願いします。逃走した車のナンバーや犯人の人相などは、犯人逮捕の大きな手がかりともなりますので、メモしたり、通報の際にもお伝えください。
【ご連絡先】中央警察署 刑事第一課
０１１－２４２－０１１０
（内線 ３３６２～３３６４）