普段から地震発生時の備えをしておけば、被害は最小限に食い止められます。
地震発生時には落ち着いて行動するようにしましょう。
○地震が発生したら
1 身の安全を図る
倒れやすいものなどから離れ、身の安全を確保しましょう。屋外では、看板や窓ガラスの
破片などが落ちてきたり、ブロック塀が倒壊してくるおそれがありますので、堅牢な建物や
公園などに避難しましょう。
2 火の始末をする
火気を扱う場所は普段から整理整頓に心がけ、地震発生時にはすばやく消火しましょう。
3 避難出口を確保する
地震でドアや窓がゆがんで開かなくなり、避難できなることがありますので、ドアなどを
開けて避難出口を確保しましょう。
4 正確な情報収集に努め、誤った情報に惑わされない。
大規模災害発生時にはパニック状態から誤った情報が流れやすくなりますので、発信源を
確かめるとともに、情報の真偽をしっかり確認しましょう。テレビ、ラジオ、インターネッ
トなどから正しい情報の収集に努めましょう。
○車の運転中に地震が発生したら
1 慌てずに車を道路の左側に止めてください。
2 ラジオ、テレビなどで地震情報、被害情報や道路情報などを確認して行動してください。
3 車は、できるだけ道路以外の場所に移動して駐車してください。
やむを得ず道路に駐車したままで避難するときは、道路の左側に寄せてエンジンを止め、
窓を閉めてエンジンキーをつけたままにし、ドアロックはしないでください。
4 通行止めなどの交通規制が行われているときは、現場の警察官や道路管理者の指示に従っ
て行動してください。
1時間に20ミリメートル以上、また降り始めからの雨量が100ミリメートルを超えると土砂災害発生の危険性があります。
以下のような兆候があった場合は、安全な場所に避難しましょう。
また、土石流発生時は、時速20キロメートル~40キロメートルほどの速さがありますので、逃げる時は土砂の流れと直角に逃げましょう。
○前触れ
1 山鳴りがする
2 雨が降り続いているのに、川の水位が下がる
3 川の流れが濁り、流木が混ざりはじめる
4 崖などの傾斜地の上から小石がパラパラ落ちてくる
5 地割れができる
6 斜面から水が噴き出す
気温が上昇する春先の融雪期には、雪崩の発生に注意が必要です。
特にこの時期は斜面の固くて重たい雪が、自動車並のスピードで地表面の上を流れるように滑り落ちる表層雪崩が発生しやすい季節です。
以下のような兆候を認めた場合は、速やかに安全な場所に避難してください。
○前触れ
1 斜面の雪がせりだしている
2 斜面の雪に裂け目が発生している
3 斜面の雪がしわ状になっている
4 斜面の形状がわからないほど平らに雪が積もっている
5 斜面をボール状の雪のかたまりが転げ落ちている
風水害から身を守るために以下のことに注意し、あらゆる準備をしておきましょう。
1 気象情報(特に警報・注意報)
防災無線、テレビ、ラジオ、インターネットなどで最新の気象情報を確認しましょう。
2 家屋の点検
強風で屋根がめくれたり、屋外に置いている鉢植えなどが飛散するおそれがある場合は、
必要な補強や屋内に収納するなどの処置をしましょう。
3 家財道具の移動
家屋が浸水するおそれがある場合は、家財道具を高いところへ移動するなどの処置をしま
しょう。
4 避難場所や連絡先の確認、非常持出品の準備
風水害に限らず、災害発生時にどこに避難するかを家族で事前に決めて確認しておきまし
ょう。また、速やかに避難できるよう非常持出品を準備しておきましょう。
5 停電に備える
強風や大雨のときは、停電が発生しやすくなることから、懐中電灯や携帯用ラジオなどを
準備しておきましょう。
管内に被害を及ぼすおそれのある火山として、樽前山、風不死岳、恵庭岳があります。
特に樽前山は、現在も噴気活動を続けているので注意が必要です。
火山が噴火すると、火山灰の堆積で都市・交通機能が麻痺するほか、火砕流などの発生も予想されます。
気象台が発表する噴火予報に注意しましょう。