平素は、当署の警察活動に深いご理解とご協力を賜り、深くお礼申し上げます。
さて、12月は忘年会や年末年始の行事など、飲酒の機会が一年で最も多くなる時期です。
これに伴い、飲酒運転による交通事故の発生が懸念されます。
飲酒運転は、一瞬にして被害者の尊い命とご家族の未来を奪い、加害者自身とそのご家族の人生をも崩壊させる、極めて悪質で危険な「犯罪」です。
過去の悲惨な事故を教訓として、「飲酒運転を根絶する」という強い意志を地域社会で共有しなければなりません。
皆様には、以下の「飲酒運転根絶のための4つの決意」を、職場、ご家庭、そして地域社会で実践していただくよう、心よりお願い申し上げます。

「少しだけ」「もう時間が経ったから大丈夫」という安易な考えを捨て、二日酔いでの運転も厳に慎んでください。

飲食店や酒類販売店の皆様は、車の運転者に酒類を提供しないことを徹底してください。仲間内で飲酒する際は、必ずハンドルキーパーを決めましょう。

飲酒運転の可能性がある車や人を発見した際は、ためらわず110番通報をお願いします。あなたの勇気ある行動が、悲劇を防ぎます。

安全運転管理者を中心に、運転前後のアルコールチェック徹底はもとより、飲酒運転の根絶を再教育し、社内全体で飲酒運転ゼロの意識を共有してください。
飲酒運転の根絶は、警察の努力だけで達成できるものではありません。地域住民の皆様一人ひとりの規範意識と、地域全体の「許さない」という強い連帯感があって初めて実現します。
旭川中央警察署は、皆様が安全で安心して新年を迎えられるよう、全力で地域の治安と交通安全の確保に努めてまいります。
皆様のさらなるご理解とご協力をお願いし、飲酒運転の根絶を重ねて強く訴えます。
旭川方面旭川中央警察署長
渡邊 友之