9月に入り、朝夕の風に涼しさが感じられるこの頃、管内の皆様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
北海道警察では、7月1日(火)から8月15日(金)までの間「令和7年度第2回警察官採用試験」の受験申込み受付を行い、苫小牧警察署においてもたくさんの申込みをいただきました。
第1次試験は9月21日(日)ですが、申し込まれた方の合格を祈念いたしております。
今月は、以下の2点につきましてお願いがあります。
1つ目は、秋のヒグマによる人身被害防止についてです。
9月は、ヒグマが冬眠に備えるための季節となり、食料を探して活動が活発になることから、ヒグマによる人身被害が懸念されます。
当署管内においても、熊の目撃情報が多数寄せられております。
以下のポイントに留意して、ヒグマとの遭遇を避けましょう。
ヒグマとの事故を防ぐためのポイントは、
○ 野山に入る前には、新聞やテレビなどでヒグマの出没情報等を確認する
○ 野山に入る際は、ヒグマに遭遇した場合に備え、熊撃退スプレーや熊鈴を携帯する
○ 野山には1人で入らず複数で行動し、熊鈴やラジオなどを持って、会話しながら、音で人の存在 を知らせる
○ ヒグマのフンや足跡、草や木などが食いちぎられた跡などを見つけたときは、すぐに引き返す
○ ヒグマは、いったんゴミの味を覚えると、それを目当てにゴミ捨て場などに繰り返し出没するよ うになるので、残飯や生ゴミの処理には注意する
などがあります。
2つ目は、「秋の全国交通安全運動」についてです。
9月21日(日)から30日(火)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。
運動の重点といたしましては
○ 歩行者の安全な道路横断方法等の実践と反射材用品や明るい目立つ色の衣服等の着用促進
○ ながらスマホや飲酒運転等の根絶と夕暮れ時の早めのライト点灯やハイビームの活用促進
○ 自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底とヘルメットの着用促進
○ バイクの交通事故防止
○ スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底
となっております。
当署では、児童の登下校時間帯や薄暮時間帯を中心としたパトロール、交通指導取締りを強化して参ります。
ドライバーの皆様方におかれましては、特に歩行者や自転車を見落としやすくなる夕方から夜間にかけての交通事故を防ぐために、「スピードダウン」と「交差点等での安全確認」の徹底をお願いいたします。
歩行者の皆様方におかれましては、歩行者から車が見えていてもドライバーからは見えていない場合がございますので、事故を防ぐため、ドライバーから早く見つけてもらえるように明るい色の服装や反射材を身に付けて外出していただくようお願いいたします。
秋の気配が漂い始める季節の変わり目、どうぞお健やかにお過ごしください。
令和7年9月
苫小牧警察署長
おやたに みつひろ
親 谷 光 博
