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ドクガ大量発生中…!(令和6年8月9日更新)
この夏、寿都警察署管内では、
「ドクガ」が大量発生しています…!!!
そもそも「ドクガ」とはどんな虫なのか、「ドクガ」による健康被害などについて調べてみました!
〇「ドクガ」とは?
ドクガは、チョウやガの仲間の鱗翅目(りんしもく)ドクガ科ドクガ属に属する昆虫です。
ドクガは、北海道では、南西部に多く分布しており、これらの地域のなかでも海岸線や平野部の
草原や河川敷などを中心に生息しています。
しかし、ドクガは、市街地の空き地や歩道わきの草地に幼虫が大量発生することがあり、今年は
寿都署の管内で、特に大量発生しています…!
また、
「毒針毛(どくしんもう)」を持っているため、皮膚炎の症状が出るなどの被害が出てい
ます…!
〇 毒針毛について
ドクガの恐ろしい特徴は、
「毒針毛(どくしんもう)」という長さが0.1mmから0.2mmほ
どの非常に短い毛を持っていることです。
それが皮膚に刺さると
激しいかゆみを伴う皮膚炎を起こしてしまいます。
ドクガは、幼虫 → さなぎ → 成虫 と成長していき、毒針毛は一生涯持ち続けます。
つまり、どの成長過程であっても、注意しなければなりません…
〇 皮膚炎の症状
ドクガによる皮膚炎は、蚊やアブなどの昆虫に刺されたときとは症状がかなり違います!
ドクガの毒針毛に触ってしまうと、だんだんと触れたところが少しむずかゆくなり、それを掻い
たり、服などでこすれたりすると、たくさんの赤い皮疹ができてて急にかゆさが増します。
その皮疹が次第に大きくなり、皮疹がつながり、
皮膚全体が赤く腫れあがって耐えがたいかゆみに襲われる
そうです…。
このかゆみは放っておくと、
1週間以上続きます…
〇 皮膚炎の症状がでたら?
もし、ドクガの幼虫や成虫を触ってしまったら、
絶対に掻いたりこすったりしてはいけません!
皮膚についた毒針毛を取り除くために、
シャワーや水道などの流水でこすらずに、しばらく水で
洗い流しましょう。
その後、触った部分にガムテープを貼り、引きはがすと効果的だとされています。
着ていた服などにも毒針毛が付いていますので、速やかシャワーを浴びて着替えるようにしまし
ょう。
また、もし野外で作業しているときに、急なかゆみを感じ、そこに赤くて小さな皮疹が多数生じ
ているようなら、
知らない間にドクガに触れてしまった可能性があります…。
このときも、念のため同じように応急処置をしておきましょう。
しかし!
応急処置をしたとしても、かゆみがかなり長く続き、夜も眠れないくらいかゆいこともあるみた
いなので、
皮膚科を受診することを強くお勧めします!
受診の際は、「ドクガに触った」「野外で作業していた」などの状況を必ず説明しましょう!
(参考:北海道立衛生研究所)
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