2月下旬は、発達した低気圧と強い寒気の入り込みにより、気温が平年より低い状態で推移し、管内でもまとまった降雪がありました。
本州からは梅や桜の便りも聞こえ、上巳の節句を迎えますが、春までには、まだ、しばらくの辛抱が必要なようです。
道内における新型コロナウイルスの感染者数は、2月28日現在1万9,097人で、全国的には43万2,000人を超えています。
緊急事態宣言の対象地域との不要不急の往来は控えましょう。
また、できる限り同居していない方との飲食を控えるほか、マスクの着用や手洗いなど感染リスクを回避する行動を更に徹底し、テレワークの推進や時差出勤の活用、接触確認アプリの活用などにより、新型コロナウイルスの感染拡大を防止しましょう。
◎ 進学・進級を控える少年の非行・犯罪被害防止と有害環境の浄化
・ 万引きは犯罪です。
万引きの見張り、命令、盗んだ物を買うこと、もらうことも犯罪になります。
・ たばこは非行の入口です。
未成年のうちからたばこを吸うと、たばこに含まれる成分に身体が慣れ、更に強い刺激を求めて大麻等の違法薬物などに手を出してしまうこともあります。
未成年は、たばこを絶対に吸わないようにしましょう。
・ 大麻の乱用が増加しています。
「大麻には害がない」「心身が大麻の影響を受けることはない」など、間違った情報やイメージが広がっています。
大麻の使用は心身に有害なうえ、やめようと思っても自分一人では止められなくなる依存性もあります。大麻に依存性がないというのは誤りです。
もしも、大麻の使用を誘われたら、はっきりと断るか、その場から離れましょう。
・ インターネットの世界は危険がいっぱい
SNS等の利用をきっかけとした犯罪被害が増加しています。
ネットで知り合った相手に、だまされたり、おどされたりして裸の画像等を送信させられる「自画撮り被害」も発生しています。
相手が、「会いたい」「写真を送ってほしい」と言ってきた時は、すぐ家族に相談しましょう。
・ 被害防止は家庭から
家庭は最も身近な社会です。
社会のルールやマナーを守らせ、善悪のけじめをつけさせましょう。
インターネットの利用に起因して、犯罪被害に遭う子供が後を絶ちません。
家族全員で情報モラルについて話し合い、家庭のルールを決めましょう。
家庭のルールは、家族みんなで守りましょう。
・ こんな兆候は要注意
行き先を告げずに外出したり、夜遊びや外泊が多くなった。
親に隠れて長時間SNSやインターネットを利用するようになった。
知らない人からメールが届くようになった。
◎ 融雪期の落氷雪事故防止
・ 適切な氷雪の除去
氷雪が屋根からせり出している軒下などでは、落下する氷雪の下敷きになる可能性があり、危険ですので近づかないようにしましょう。
氷雪は適時に下ろして、落氷雪による事故を防止しましょう。
建物を管理している方は、看板やロープ等により、歩行者に注意を促しましょう。
・ 除雪機に注意
除雪機に手足や衣類が巻き込まれたり、下敷きになるなどの事故が毎年発生しています。
除雪機の取扱要領をよく確認して作業を行うとともに、作動部分の雪詰まりを取り除くなどの点検整備は必ずエンジンを停止した状態で行いましょう。
令和3年3月1日
札幌方面白石警察署長
大瀬 昇