特殊詐欺とは、面識のない不特定多数の者に対し、電話その他の通信手段を用いて、対面することなく被害者をだまし、不正に入手した架空または他人名義の預貯金口座への振り込みなどの方法により、被害者に現金などを交付させたりする詐欺です。
あなたの自宅へも電話がかかってくる可能性がありますので、特殊詐欺の手口を覚え、特殊詐欺の被害にあわないよう注意しましょう。
■ オレオレ詐欺
息子や警察官などを装って電話し、示談金の支払いや借金の返済等を名目に現金をだまし取る詐欺
【だましの文句】
・「携帯電話の番号が変わった」
・「風邪でノドの調子が悪い」
・「旦那のいる女性を妊娠させてしまった」
・「借金の保証人になってしまった」
・「今、弁護士に変わるから…」
・「急いでお金を振り込んで欲しい」
【こんなときは要注意】
突然、家族を名乗る者から、お金を用立てて欲しいとの電話があったら要注意!息子のもとの電話番号にかけなおして確認する。
■ 架空請求詐欺
電話やはがき、電子メール等で、債券購入の名義貸し等のトラブル解決名目でお金をだまし取る詐欺
【だましの文句】
・「債券購入のため、名義を借りてトラブルになった、警察に捕まる」
・「インターネットサイトの退会手続きが終了していなかったため、未払金が発生している」
・「解決のためには、お金が必要…」
【こんなときは要注意】
身に覚えのない料金請求や名義貸しのトラブルには要注意!トラブル解決の料金を支払う前に、警察等に相談してください。
■ 融資保証金詐欺
ファックスやインターネット等で融資希望者を募り、保証金、手数料等の名目でお金をだまし取る詐欺
【だましの文句】
・「低金利(無担保)で〇〇円まで、すぐに融資が可能です」
・「保証金として融資額の1割を振り込んで欲しい」
・「事務手数料として〇〇円を振り込んで欲しい」
【こんなときは要注意】
ファックスで突然送られてくる「無担保」「低金利」等の融資話には要注意!借り入れをする前に、正規の貸金業者かどうかインターネット等で確認してください。
■ 還付金詐欺
行政機関を装い「医療費の過払金がある」等と申し向けて、被害者をATМに誘導し、お金をだまし取る詐欺
【だましの文句】
・「〇〇市(区)役所です。過去5年にさかのぼり、医療費の過払金がある」
・「今日が手続きの最終日となっている」
・「今からいう社会保険事務所(局)の番号に電話してください」
・「携帯電話を持って近くのATМに行ってください」
【こんなときは要注意】
「携帯電話を持ってATМへ」と言われたら詐欺を疑い要注意!医療費の還付手続を電話だけで通知することはありません。
■ 金融商品等取引名目の詐欺
未公開株、社債、外国通貨等に関するパンフレットを送り付け、購入すれば利益が得られる等と言って、お金をだまし取る詐欺
【だましの文句】
・「自宅に〇〇のパンフレットは送られていないか?」
・「高く買い取るので、代わりに購入して(名義を貸して)欲しい」
・「現金をレターパック等で郵送して欲しい」
・「名義貸しがばれてトラブルになり解決にお金が必要となった」
【こんなときは要注意】
身に覚えのないパンフレットが送られて来たり、電話やファックスだけでの契約には要注意!レターパック、ゆうパック、宅配便等で現金は送れません。
■ ギャンブル必勝情報提供名目の詐欺
電子メールやインターネットで、宝くじ、競馬、パチンコ等の必勝情報を提供する等と偽りお金をだまし取る詐欺
【だましの文句】
・「ロト6当選番号が事前にわかる」
・「競馬で着順が決まっているレースがあり、必ず勝てる」
・「パチンコの必勝法を教える」
・「会員登録料や情報提供料が必要である」
【こんなときは要注意】
「必ず儲かる」「絶対に当たる」等、ギャンブルに関する儲け話には要注意!ロト6など事前に当選情報がわかることはない。
《うまい話や、甘い誘いに乗っちゃダメ!!》