一般的なオレオレ詐欺は、現金をＡＴＭや金融機関の窓口で振り込ませてだまし取りますが、犯人が直接訪問して現金やキャッシュカードをだまし取る事例が全国的に増加しており、警察ではこれらの詐欺を『手渡し型のオレオレ詐欺』と位置づけ警戒態勢をとっております。
犯人は、高齢者宅に的を絞って電話を掛け、言葉巧みに現金をだまし取ったり、暗証番号を聞き出してキャッシュカードをだまし取り、ＡＴＭで現金を引き出します。
今後も、犯人グループが、不審電話をかけてキャッシュカードをだまし取ろうとする可能性がありますので油断はできません。
【手渡し型オレオレ詐欺の事例】
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息子を装ったもの
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「 会社の金を横領して、今、上司に問い詰められている。」 |
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「 上司はお金を返せば問題にしないと言っている。」 |
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「 今から同僚の○○君が家に取りに行くから、お金を渡してほしい。」 |
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警察官を装ったもの
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「 あなたの個人情報が漏れているらしく、キャッシュカードが偽造されて○○銀行か ら○○万円引き出されています。」 |
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「 今、金融機関の者があなたの家を訪問し、キャッシュカードを回収に行きますから、預けてください。」 |
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社会保険庁を装ったもの
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「 以前お宅に後期高齢者医療費の還付金の通知を送ったのですが、確認しましたか？」 |
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「 医療費が○万円戻りますが、今日中に手続きをしなければ戻りません。」 |
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「 当方の職員がお宅の周辺におりますので、今から伺わせ手続をとります。」 |
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「 キャッシュカードを職員に渡してください。」 |
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官公庁や金融機関などが口座番号や暗証番号を尋ねたり、キャッシュカードや通帳を受け取りに訪問することは絶対にありませんので、被害にあわないように、次のことを守ってください。
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絶対に口座番号、残高、暗証番号を他人に教えないこと！ |
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絶対にキャッシュカードや通帳を他人に渡さないこと！ |
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あやしい電話がかかってきたら、すぐに警察に通報すること！ |
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北海道警察では「だまされたふり作戦」で犯人検挙したいと考えています。特殊詐欺と思われるあやしい電話がかかってきたときは、「だまされたふり」をして
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犯人から電話番号や連絡先などを聞き出してメモを取ってください。 |
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電話機の録音機能を活用して犯人の声の録音に努めてください。 |
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犯人がキャッシュカードなどを直接取りにくると言ってきたら、「用事があるので」などと言って時間かせぎをしてください。 |
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すぐに最寄りの警察署または１１０番に通報してください。 |
| なお、電子メールによる特殊詐欺全般の情報提供も受け付けていますので、不審な電話、メールを受信した場合、相手の電話番号、口座番号、現金の郵送先、メールアドレスなど、犯人に関する情報の提供をお願いします。 |
| ご協力をお願いします。 |
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| 平成24年２月 |
| 北海道警察本部捜査第二課 |
| 北海道警察本部生活安全企画課 |
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