旭川中央警察署バリアフリーページ
署長あいさつ
厳しい寒さが続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
スキーやスノーボードなどウインタースポーツに最適な時期となり、各種行事やレジャーへお出掛けされることも多くなると思います。
車を運転される際には、スピードダウンと路面状況に合わせた慎重な運転を心掛け、旭川の冬を楽しんでいただきたいと思います。
まず、冬道での交通事故防止についてです。
・スピードダウンと慎重な運転
冬道には、圧雪、アイスバーン、ブラックアイスバーンなど様々あり、どの路面でも車はすぐに止まることはできません。
時間帯や場所によって道路状況は変化し、スリップ等による正面衝突や路外逸脱事故、追突事故が発生する可能性がありますので、スピードダウンと道路状況に合わせた慎重な運転に努めましょう。
・時間に余裕を持った運転
天候や道路状況により、目的地まで予想よりも時間が掛かる場合があります。
時間に余裕がないと、先を急いで安全確認が疎かになるなど交通事故に繋がる可能性がありますので、事前に目的地までの道路状況や天候を確認して、時間に余裕を持った行動を心掛けましょう。
・「急」のつく運転操作は危険
急発進、急ハンドル、急ブレーキといった「急」のつく運転操作は、事故につながる危険行為となります。
ハンドル操作、ペダル操作は落ち着いて行うよう心掛けましょう。
・交差点の死角に注意
道路脇には、雪山ができてドライバーや歩行者からの見通しが悪くなります。
ドライバーの皆さんは交差点に接近した際は、「車が来ているかもしれない」、「歩行者が横断するかもしれない」と予測するとともに、見通しが悪い場合は一時停止や徐行に努めてください。
歩行者の皆さんも交通ルールを守るとともに、見通しの悪い場所では左右の安全をしっかり確認しましょう。
・悪天候に注意
吹雪によるホワイトアウトなどで視界不良となった場合には、多重衝突など重大な交通事故に繋がる可能性があります。
悪天候の場合は不要不急の外出は控えるようにし、突然の視界不良等が発生した場合でも慌てることなく、スピードダウンで安全運転に努めましょう。
また、万が一の立ち往生等に備えて防寒具やスコップ等を車に準備しておきましょう。
次にサイバーセキュリティに関する普及啓発強化についてのお知らせです。
政府では、毎年2月1日から3月18日までの間を「サイバーセキュリティ月間」としており、道警察においても、同期間中、サイバーセキュリティに関する広報啓発活動を集中的に推進しています。
近年、インターネット空間は、経済社会の必要不可欠な基盤となり、人々の生活に様々な恩恵をもたらしている一方で、ネットバンキングに係る不正送金事案や、偽サイトに係るフィッシング詐欺事案等、国民生活を脅かすサイバー犯罪の危険性が社会全体で大きく取り上げられています。
サイバー犯罪の被害に遭わないようにするため、次の対策を実施しましょう。
・IDやパスワードは、自分自身でしっかり管理する
・パソコンやスマートフォンには、ウイルス対策ソフトをインストールする
・パソコンの基本ソフト(OS)やウイルス対策ソフトは常に最新の状態にしておく
・身に覚えのないメール等の添付ファイルやURLは開かない
・不必要なアプリや信頼のおけないサイトからソフトウェアをダウンロードしない
・定期的にバックアップデータを保存する
・オンラインショップでの買い物では、そのサイトが本物かどうかよく確認する
複数の対策を併用し、危機意識を持って、インターネットを安全に利用してください。
引き続き、署員一同「犯罪や事故のない安心して暮らせる北海道の実現」に向け、励んで参りますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和6年2月
旭川中央警察署長 川村 茂幸